妖怪たちに会いに | 黒田かおりの日々

妖怪たちに会いに

こんばんは。黒田かおりです。

最近寝るのが早いので、

こんな遅い時間にブログ更新とか珍しい昨今の私です。

 

日曜日、大丸ミュージアム〈京都〉で開催中の、

『追悼水木しげる ゲゲゲの人生展』に行ってきました。

結論から言うと、とにかく行ったほうがいいです。

 

少年時代に描かれた絵がしっかり残っているだけでも凄いのに、

その絵のレベルが高過ぎて、1枚1枚を穴のあくほど見つめてしまいます。

配色や構図のセンス、独特の奥行きの出し方はもちろん、

描きたい物を際立たせるために、

何を引いて何を誇張するかの駆け引きも上手い。

ブースは5章とエピローグに分かれていたのですが、

もう序盤の第1章、少年時代の作品を観ただけでも胸いっぱい。

ホントに来て良かった。

 

どの絵も原稿も、見れば見るほど発見があり、

あまりにも長時間見開きガン見モードで過ごしていたので、

自分の目が大きくなってしまったのではないかと

思う始末(もちろんタダの錯覚)。

後半、旅行の写真コーナーでは、

ちょいちょい出てくる荒俣宏さんにも注目。

仲良しだなぁと。

 

全体を通して、画力の高さと器用さに改めて驚きました。

そして、生命力と人生観、

作品と人柄の奥に流れる独自の哲学に触れて、

日々のいろんなことを再考してしまいました。

今でも、というより、こんなご時勢だからこそ、

彼の作品は必要。

 

開催は5月8日(月)までだそうなので、

まだ観に行っていない方はお早めにどうぞ。