今回初めて家族5人揃って韓国に来ました。
長女のお骨を持って来たのです。
長女をどう供養してあげるか考えた末、
お骨は義父母がいる韓国で
散骨することにしました。
産まれてからずっと病院でしか
過ごせなかった長女のために
自由に好きなところへ行けるようにと
願いを込めて、山で散骨しました。
場所は事前に義父母が良いところを
見つけておいてくれました。
長女も韓国に来れて
きっと喜んでると思います。
散骨することを息子に話した時は
長女とお別れするみたいで嫌だと
言っていました。
仏壇はお家からなくなるんじゃなくて
前と変わらず置いてあるよ。
長女の魂は位牌にあるし
写真も今までどおり置いてあるからね。
と言ったら納得したようでした。
でもいざ山に行こうとすると
やっぱり寂しくなったみたいで
何で?どうしてそんなことするの?
と聞いてきました。
お家にずっといるんじゃなくて
どこにでも自由に
行けるようにしてあげるんだよ。
長女は病院にしかいられなかったけど、
お山で散骨したら好きなところに
行けるようになるからと話しました。
わかってくれましたが、
山に着き、散骨の準備をし始めると
息子は泣き出してしまいました。
息子が悲しむ姿を見て、
申し訳なくなりました。
悔やんでも仕方ないことはわかっていても
やっぱり長女を
元気な体で産んであげたかった。
それができなかったことで
長女を苦しめてしまっただけでなく、
みんなを悲しませてしまっている。
二度も息子を泣かせてしまった。
でも申し訳ないと思うと同時に
長女のことを思う息子の気持ちに
ありがとうと感謝しています。
長女…
お兄ちゃんは長女のこと
きっとこれから先もずっと
覚えていてくれているはずだよ。
長女にはパパとママだけじゃなくて
優しいお兄ちゃんもいるね。
長女が入院中、
初めての兄妹面会で息子と会った瞬間、
長女が初めて笑ったことを思い出しました。
お兄ちゃんに会えて嬉しかったんだろうな。
何か通じるものがあったんだと思います。
散骨している間、
息子はずっと泣きながらも
長女に伝えたい言葉を言っていました。
好きなところに行ってね。
お兄ちゃんはいつも隣にいるからね。
息子の気持ちは
きっと長女に伝わってるはず。
散骨が終わった直後、
息子は長女が好きそうなおもちゃを
渡してあげたかったと言っていました。
またここに渡しに行こうねと話しました。
散骨する前に
お骨が入った骨壷を
ギュッと抱きしめたかった
と帰りの車の中で言っていました。
散骨直前に写真を撮りました。
その時長女のお骨を持ったのは息子。
だから長女は喜んでるよ。
お兄ちゃんに抱っこしてもらえて
きっと嬉しいよと伝えました。
散骨が無事終わり、
義実家に戻ってくると
息子はすぐに白い紙をハサミで切り、
長女にお手紙を書いていました。
私たち夫婦以上に長女のことを思って
行動に現してくれています。
散骨する前に義実家に
4日間ほどお骨を置いていましたが、
その間も息子は長女のところに
ポケモンカードを置いて、
「お兄ちゃん今使ってないから遊んでね!」
と話しかけていました。
食べ物を置いてあげた時は
「これは長女が食べるものだから
食べちゃダメね!」と言ったり
桃をあげた時には
「黒くなってきちゃうかもしれないから
そうなったら可哀想だから変えてあげよう」
と言っていました。
長女、本当に優しいお兄ちゃんで嬉しいね。
お空で元気にしてるかな。
これからは行きたいところに自由に行けるよ。
お兄ちゃんを見に
学校に行ってみたりするかな?
私たちのところにもいつでも来てね。
これからもずっと忘れないよ。
大切な私たちの子どもだよ。
大好き。