何事も小型化、簡略化。
葬儀も家族葬や直葬が増えました。
そして法事の時間も、短めで、とご希望いただくことが増えたように思います。
私が子供の頃は、法事といえば
ご命日の前日午後に「宵」のおつとめを、当日朝に「朝」のおつとめをと
2日に渡っておこなうのが主流でした。
それが20年くらい前からでしょうか、
ご命日当日のみでおつとめすることが増え、そちらが主流となり、近頃はその所要時間も。
理由は様々で、
法事のために県外から帰省する方もおられ、滞在時間に制限がある場合もあります。
小さなお子さん連れで、長時間静かにじっと座っていられないからという場合もあります。
お布施をたくさん包めないので、と気にされてそう言われる方もおられます。
(お布施を気にされているだけであれば、お気になさらず~とお話ししていますが)
短めご希望の際によくある言葉ですごく困るのが、
「(お経の)大事なとこだけ読んでくれたら」
といった類いのことです。
全部大事です
けして無駄に付け足してるとかはないです
そして私、父と同じ内容でやっても読経スピード等の違いで20分早く(※当社比)終わるんです
これ以上は速く読めない、というか可能だけどしたくないので、
私の所要時間をお伝えした上で、それでも長いなという場合には、何かを省くしかないわけです。
祖父や父が続けてきたやり方を変えてしまうことに抵抗はありましたが、
ニーズに対応することも必要かなと……
他のご住職方のやり方も勉強させていただきまして、
ご希望の場合には1時間コースを提案させていただくことにしました。
無量寿経作法
(休憩)
阿弥陀経
帰三宝偈(焼香)
御文章
で、ジャスト1時間。
真ん中にあったお経と休憩をカポッと外して、休憩時間も短くすることで、
なんということでしょう、30~40分の短縮が実現したではありませんか
……でもやっぱり、普段通りのほうがしっくりきます
なぜって、削るのが観無量寿経作法(+α)だからです
今やすっかり定着した“1日終い”のように、
そのうちこの1時間コースが主流となるときが来るのかもしれません。
ですが可能な限り、受け継いだやり方を続けていきたいものです。