涙が溢れてきた。
こんな小さいゆうくんが
もう針を刺されている。
それだけで打ちのめされた。
ゆうくんはとりあえず熱は下がってきてるけど
咳をしているからしばらくは点滴で水分を
取る方がいい、と。
わたしが入院なんかしたからだ、、
看護師さんが言った。
とにかくお母さんが治るのが先。
今は無理はダメ。
息子ちゃんの看護はちゃんと看護師がいるから。
諭されて病室へ戻る。
ゆうくんはまだ生まれて半年。
なのに、なぜ、、
母乳だったら免疫力がたくさんついたのに
ミルクなんかにしたから、、、
痩せすぎたわたしは
もうおっぱいも出なくなっていた。
仮に出ていたとしても
抗生剤をたっぷり飲んだわたしが
ゆうくんにおっぱいをあげることはできなかった。
わたしはママになるべきじゃなかったんだ、
ゆうくんにずっと謝っていた。