既に日付は変わっていて


帰宅してからも寝付けず


涙が溢れて。


どうしたらいいか、なんてわかっていた。


別れる、一択しかない。





Uさんは本気だ。たぶん。


離婚する、って言うけど


わたしはそんなこと、どうでもよかった。


結婚してるか否かではなく


3人の子供がいる、ということが


譲れないだけ。


Uさんはわたしの彼である前に、


3人の子供たちのパパなんだ。




3人の子供たちには罪なんてない。


むしろ犠牲者だ。


わたし達が自分の想いを通せば


少なくとも、3人の子供を傷つけることになる。


奥さんも、だと思う。きっと。




思い起こせば


まーちゃんと別れてから


悲しい恋愛ばかりだった気がする。





もう疲れた。ほんとに。




癒されていたはずのUさんとの恋が


こんなことになるなんて。



もう何も考えたくない。



もう会わないでいよう。



それしかない。




電話にも出ない、かけない



連絡を断とう。



そう決めた。