「ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ編 幸せな人間関係を築く8つのレッスン」本田健著/大和書房を読みました。
この本、タイトルから受ける印象とは違い、お金の話ではありません。「どうやって良い人間関係を築くか」というテーマの本です。スピリチュアル本(少し、そんなエピソードも入りますが、全体的にはスピ本ではあいりません)ではなく、分類としては「自己啓発」だと思います。
「仕事は順調に軌道に乗っているが、パートナーとの関係がうまくいっていない」事で悩む日本人の青年実業家が、アメリカでユダヤ人大富豪と出会い、彼の主催する秘密の「人間関係」をテーマにしたレッスンに参加する。
と言うものです。
一気に読めてしまう読みやすい本にもかかわらず、「人間関係の悩み」を一歩引いた視点で観察でき、「どうやってお互いを理解し愛することができるのか」をテーマにしたとても実用的な本なので、書店で見かけたら是非、手に取る事をオススメします。
きっと、あなたの現在かかえている人間関係の「葛藤」を手放す一助になってくれると思います。
内容は大まかに、こんな感じ。
【人間関係のパターン】すべての人間関係は程度の差はあるが、必ず、一方が「自立」タイプになり、もう一方が「依存」タイプになる。
この「自立」と「依存」の関係は、以下の2つのパターンがある。
1.ポジティブ自立 ⇔ ネガティブ依存
2.ネガティブ自立 ⇔ ポジティブ依存
【特徴を知る】それぞれのタイプには、こんな特色がある。
<ポジティブ自立>
タイプ/リーダー、社長タイプ
長所/問題解決思考、楽観的、エネルギーにあふれる、面倒見が良い
短所/感情から逃げる、過去を見ない、人の見方が浅い
<ネガティブ依存>
タイプ/カウンセラータイプ
長所/問題発見が得意、感じる人、芸術的感性、共感能力が高い
短所/自己憐憫・自己批判、悲観的、過去にとらわれる
<ネガティブ自立>
タイプ/有能な管理者タイプ、参謀タイプ
長所/緻密な仕事をする、完璧主義者、チェックがきびしい
短所/批判的、いじめっ子、イライラしている、コントロールしたがる
<ポジティブ依存>
タイプ/なごみキャラ
長所/場を柔らかくする、潤滑油的存在
短所/ドジ、無能に見える、頭がすぐ真っ白になる、いじめられっ子
【対策】
1.人は、「どのタイプの性質を発揮しやすいか」という特徴があるが、基本的に全てのタイプの特色を持っていることを知る。
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2.全てのタイプはお互いを補い合っているので、全て必要である。どれが、良くてどれが悪いという性質のものではない。
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3.「自立」と「依存」の人間関係でお互い「自分が正しい、相手が間違っている」と思って自己主張していると、永遠にこの人間関係のドラマから抜け出せない。
そこで、自分のタイプをよく見つめて、それぞれのタイプから抜け出し、相手に歩み寄ることによって、人間本来のあるがままの状態「センター」の状態に近づく。
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4.すると、人間関係がうまくいく。「センター」の状態が、その人本来の長所を引き出し、短所を和らげる。
他にも、具体的な事例や対策が盛りだくさんで、実用的な楽しい本です。
そういえば、以前、こんな記事をかいたことがあります。
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人はもっと分かり合えるはず!~岡田斗司夫の「人生の取扱説明書」
人間の性質を4つのパターンに分類するところが似ていますね。
ただ、それぞれ「人間関係」の捉え方については、
「ユダヤ人大富豪の教え」→「自立」と「依存」の関係
「人生の取扱説明書」→「優位」と「下位」の関係
と、ちょっと違いますが、それぞれ面白い見方です。
どちらも、「それぞれ人間のタイプを分類する」だけでなく、それを出発点にして、「どうしたら分かり合えるのか」、「どうしたらうまく付き合えるのか」をテーマにしている点が共通していて、僕は大好きです。
この視点で、12星座やら、血液型の分類が活用できたらいいのに。
これからは、「分類」(分離)から「関係」(統合)にテーマがシフトする時代ですね。