このルートのアクセスは、いろいろ有りますが鉄道旅の私は樽見鉄道がまだ旧国鉄の支線時代から利用しています。

樽見鉄道は東海道本線大垣駅から樽見駅までを約1時間で走っています。

 

大垣駅から40分程で谷汲口駅、更に20分程で樽見駅に到着します。

 

 

谷汲山華厳寺  ご朱印

谷汲口駅に下車し役場から運営管理を依頼されている地元のタクシー会社によって運行されている「揖斐川町コミュニティバス」へ乗車すれば十数分で谷汲山のバス停へ行けます。バス停からは約1キロ、約10分程参道を歩き仁王門に着きます。

 

 

西国霊場の寺院と云えば中部から関西地区の広い範囲に在り、一番札所は 那智山 青岸渡寺です。

谷汲山華厳寺は第三十三番 満願霊場として桜や紅葉の季節に個々に訪れる参拝客のほか、普段でも西国三十三か所霊場巡りをした参拝者が最後に訪れ,  道中が無事であった事の感謝を込めお礼の祈願をし、道中に身に着けていた装束や金剛杖、傘などを奉納する団体等で常に賑わっています。

 

華厳寺笈摺堂

「おいずる堂」、おいずるとは巡礼に使う白装束の事です。

無事に勤め上げた感謝の意を込め巡礼に纏った、おいずる、金剛杖、笠などを奉納します。”おいずる”→おりづるとなり、多くの折り鶴も奉納されています。

 

 

 

精進落としの鯉

 

西国三十三か所満願霊場の「谷汲山 華厳寺」です。

本堂の両脇の柱に鯉が張り付いています。

巡礼お参り後、皆さんが触って帰られます!

「精進落としの鯉」だそうで、巡礼の旅を終え俗世に戻る為に鯉に触るのだそうです。

 

西国巡礼をされる皆様の思いが伝わる満願霊場でした。

 

 

 

谷汲山華厳寺  ご朱印

本堂

 

満願堂

 

笈摺堂

 

 

 

 

両界山横蔵寺 

 桜や紅葉で参拝客が多い時期には谷汲山バス停から「コミュニティバス」で直接移動できるようですが谷汲口駅まで戻り、「コミュニティバス」の別の路線で横蔵寺へ向かう事も出来ます。

 

 

横蔵寺(よこくらじ)は岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲神原にある天台宗の寺院。山号は両界山、本尊は薬師如来。西美濃三十三霊場第一番札所。重要文化財を含む数多くの文化財を保有しているので「美濃の正倉院」と呼ばれ特に紅葉の名所としても多くの参拝客が訪れます。801年に開山。戦国時代に織田信長により破壊されましたが400年程前に再建されました。

 

 

三重塔

 

観音堂

 

舎利堂

 

舎利堂には「舎利仏(即身仏)」ミイラが安置されていて、そのミイラは、妙心法師という人物の遺体と言われています。

 

 

 

 

両界山横蔵寺  ご朱印

 

 

 

 

 

根尾谷 薄墨桜

 

樽見鉄道谷汲口駅から樽見駅(終点)まで約20分。

15分程歩けば薄墨桜の薄墨公園に行けます。

 

 

 

 

樹齢1500余年を誇る孤高の桜。 継体天皇お手植えの桜と伝えられ、薄いピンクのつぼみが、満開になれば白に、そして散り際には淡い墨色になることから淡墨桜名付けられています。 

前回紹介致しました甲斐の山高神代桜と同様に

日本三大桜を誇っています。

 

 

 

 

近くへ行くと

 

 

桜をこよなく愛し和服にも桜をモチーフとしたデザインを取り入れている作家の宇野千代さんが薄墨桜を題材に小説「薄墨の桜」を書いたり、薄墨桜の再生に情熱を注いだ話は、皆さんもご存知の通りです。

 

私が最初に訪れた時、歌碑の除幕式か、その後かの記憶は残っていませんが、宇野千代さんが碑の前にお見えになっていた事が有りました。

 

 

 

 

薄墨観音堂のご朱印

 

薄墨太子堂のご朱印

 

               別の日に参拝した時のご朱印

 

   ご朱印の紹介は、もう暫らく続けます。