地球上の生態系破壊による損失は毎年最大4兆5000億ドル(約380兆円)に上ることが、国連環境計画(UNEP)研究グループの分析で分かった。名古屋市で10月に開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で発表される。

 報告書は「生態系と生物多様性の経済学」(TEEB)と呼ばれ、ドイツ銀行幹部を歴任したパバン・スクデブ氏が中心になり作成した。スクデブ氏は「リーマン・ショックによる経済危機よりも被害は深刻だ」としている。

 熱帯雨林の違法伐採や水質汚染など生態系の劣化が、農産物の収穫量の減少、観光資源に及ぼす被害を経済的損失として積算。過去10年間で毎年、2兆ドル(約170兆円)から最大4兆5000億ドルの自然資産が失われていると結論づけている。

 今後も各国政府が何の対策もとらなかった場合、地球上の自然は2050年までにオーストラリア大陸と同じ大きさの約750万平方キロが消失すると予測。大型魚種の多量捕獲で漁獲高全体が減り、逆にクラゲが大量発生するなどして海の生物多様性が損なわれれば、50年以内に漁業が崩壊するとした。

 また、温暖化や水質汚染でサンゴ礁の60%が30年までに消滅。サンゴ礁は魚の産卵場所になっているため、魚類の減少にも拍車が掛かるとし、被害の拡大を警告している。

 こうした事態を避けるため、毎年、世界の国内総生産(GDP)の0・1%にあたる450億ドル(3兆8250億円)を自然保護地域の保全に投資し、生態系の回復を目指す重要性を強調。COP10で経済的取り組みに向けた数値目標の設定が必要としている。 


http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201008/CK2010081202100005.html


ついに来るべきものが来たという段階かと思う我々人間による環境破壊の問題も大きいが・・・

ずっと気になるのが・・・・太陽活動の問題。

太陽黒点がゼロになり騒がれしばらく経つ。

太陽活動と地球の環境を考えると以下の点が一番気になる。

「銀河宇宙線は生命にとって有害で、生物がたくさん浴びると、癌や遺伝子の異常、死に至る危険さえあります。太陽風は、この銀河宇宙線が地球にたくさん降り注ぐのを防ぐ、バリアの役目を果たしているのです。ここで重要なのが、太陽風が持つ磁気の力、つまり磁場です。磁場は、電気を帯びた粒子の進行方向を曲げる作用があります。銀河宇宙線の大半は電気を帯びているため、太陽風の中に入ろうとすると磁場の力が働き、うまく進入することができません。太陽風の他に、地球の磁場や大気も、銀河宇宙線を防ぐバリアの役目を果たします。」


http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/sun/sun42.html


「太陽風の影響は地球気候の温暖化や寒冷化にも関連している、と指摘する研究者もいます。たとえば、太陽風によって地球に降り注ぐ銀河宇宙線が増減し、これに伴って上層大気の雲の量が変化して、地球に入ってくる太陽光エネルギーが増えたり減ったりするというものです。宇宙線が雲をつくる核になるというわけです。ただ、本当にそういうことが地球規模で起こっているのかどうか、まだ分っていません。これからの研究が必要です。」


http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/sun/sun44.html

宇宙飛行士で気象学者でもあるフィリップ・チャップマン博士によれば、「これから数年のうちに起きようとしていることは200年前のミニ氷河期よりはるかに深刻だ。太陽の黒点から判断し、地球はかつてない冷却期に突入するだろう」とのこと。


現在の地球は赤道付近の低緯度の地域で温められた海水が地球の自転によって発生する巨大な潮流に乗って高緯度地帯に熱を運んでいる。そして北極や南極といった高緯度地帯で熱を放出した後、冷却して比重が増した海水は海底へ沈みこみ、再び低緯度の地域に向かって流れ始めるのである。

 こうしたメカニズムで海水は熱を低緯度から高緯度へ、そして再び低緯度へと循環させる役割を担ってきた。ところが、地球温暖化により極地の氷が次々と氷解し、海に流れだすことによって、大量の真水が発生するようになった。この真水によって低緯度地帯から流れてきた海水が薄められ、比重が低下するのである。そうすると、海底に沈みこむ力が失われてしまう。実際、北極の氷は1970年頃から、10年ごとに3ないし4%も溶けだしている。


http://moneyzine.jp/article/detail/159807


人口が増え資源を使い果たし砂漠化と疫病と飢餓と戦争という我々人類の文明のサイクル。

これらの繰り返しに加えて汚染の問題が現代には、加わる。

地球の浄化能力を超えた、化学物質による大気、海洋、河川、土壌の汚染。

海洋のプランクトンと土壌のバクテリアは、相当の勢いで減少している。

様々な生物種の絶滅も進行中だ。


しかし・・・・これとて・・・

太陽活動の変動やポールシフトなどによってこの星は、様々な変化を繰り返してきた。

あたかも生物をふるいにかけるかのように・・・・・

今までこの星で生まれたおよそ99%の生物種は、絶滅したといわれる。

すずめが居なくなった、みつばちが消えたそんなことがささやかれるようになって久しい・・・・


http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201006/CK2010060102000149.html


貧しい人が今日を生きるために木を切る。

今日を生きるために・・・・

汚染された水を飲み病気になる人も多い。

食べ物が無く飢えて死ぬ人も沢山いる。

太っていることに悩み痩せたいと願う人もまた多い。

衣食住に不自由は無いが心を病む人々。

この星には、様々な人や生き物が生きていてそれら全ては関係している。


地球と太陽ほどの関係では無いにしろ。

人の営みがこの星に与える悪い影響は、この星の浄化能力を超えたのだと思う。

問題の根本には、おそらく我々1人1人の精神の汚染が横たわっているかと思う。


それは、日々の暮らしがあまりにも自然から乖離したことによって引き起こされるのだと思う。

自然あっての我々なのだということがわからないのだ。

と自身を省みても思う。


光化学スモッグや河川の奇形魚の大量発生。

大気汚染と水質の汚染が叫ばれつつその河川の水を濾過した水を飲みつつ公害問題を目の当たりにしながら育った東京下町での暮らし。

しかし、その頃の僕の周囲の人は、まだ。

今ほどは、閉じても居ないし、病んでも居なかったかと思う。

だからなのか?


最近やたらと古の民の言葉が胸に沁みるのでありますね。


「われわれケチュアにとって、宗教とは生活様式であり、知であり、理解力である。

自然の力と共に生き、自然と調和して神聖な互恵の関係を結ぶことである。

われわれインディアンは自然の力のすべてを神として崇める。自然の力を恐れているからではない。自然の力を超自然的な存在として見ているからでもない。

われわれが自然の力の法則の正しさをよく知り、よく理解してきたからである。

われわれは自然の力、その法則に敬意を払い、自然の力がわれわれの生活に恩恵を与えてくれることを深く認識している。」



http://www.aritearu.com/Influence/Native/NativeWorld/Quechua.htm


(-∧-)合掌・・・全ては、ひとつ。All is one!!