私が高校生の頃は少年ジャンプに「男一匹、ガキ大将」という漫画が連載されていて、思いっ切り男の世界が描かれていました。
男だけで織りなす男同士の命懸けの戦い、みたいなものです。

小学生の頃は「巨人の星」という、これまた男だけで織りなす男の命懸けの戦いであり、男と女の棲み分けが鮮明でしたし、そもそも男たるもの女に目もくれない、それが男の美学でした。

後に、女の目線を意識する男を軟派と呼び、女の目線を気にしない男を硬派と言い分けるようになりました。
今の時代で言えば、女の目を気にして禁煙する男が軟派、女の目など一切気にせずに喫煙する男が硬派、そう言うと分かりやすいでしょうか。

時代が変わり、男か女か分からないようなキチガイの存在も珍しくない時代ですが、現在はいわゆる『軟派』男性しか生息していないのでしょうか。

星飛雄馬の姉、明子はいつも影で父と弟を支えて一喜一憂していました。
「あたしがキャッチャーをしてあげるから投げて、飛雄馬!」なんて出しゃばった事はしません。
女は男のする事に口出しするものではないのが女の躾けでした。
影で見守る、弁当を持たせる、それが女の役どころであって、男の世界にしゃしゃり出るのは、これはもう女とは言いませんし、ましてや男と対等に何かをする、男と対等に意見する、これは世間の恥であって、「親の顔が見てみたい」と言われるレベルです。

今はすっかり様変わりして、女といえども男に交じって一人前の口をききます。
時代が変わったので、それは至極当たり前の光景なのですが、私の中では女とは認識しません。
『一応、女』という範疇に入ります。

考えてみたいのは現代のハニートラップです。
もしも私にハニートラップを仕掛けるなら、今みたいな暑い日の街宣の時に、クーラーボックスに冷えたおしぼりを何本も入れて持って来てください。そこで初めて女性と認識します。
その上で肌を露出するなり、ミニスカートを履くなりして色仕掛けを仕掛けてもらわないと無理です。
いきなり肌を露出したり、ミニスカートを履いてきたりしたら、私には単なる『はしたない女』でしかなく、女として見る事ができません。(男の性としてチラ見はする事もあるかもしれませんが、そんなゲスい女に欲情する事はありません。)

人の感性は実にまちまちで、色んな感性があると思うのですが、私の感性では政治とか社会は男の分野です。(女の分野は家庭。)
街頭活動ともなると女の出る幕ではないと思います。
歴史勉強塾に参加するのはいいのですが、夜遅くまで懇親会で酒を飲むとか、およそ女とは認識できません。
時代が時代なので、皆さん抵抗なくしていますし、男性諸氏も抵抗なく受け入れていますが、私には男でも女でもない『一応、女』でしかありません。(実際に参加されたり、活動されたり、意見されている女性の方に抵抗があるわけではありません。すみませんが上手く読んでください。)

問題は蔓延するハニートラップです。
何故、ハニートラップに引っ掛かる男がいるのか。
女の目を気にする『軟派』(軟弱な)男ばかりになったからではないのか。
日本男児なら、女の目線など一切気にせずに生きて欲しい。
男がする事に口を挟んだ時点で『一応、女』に堕とし、男でも女でもない者として相手にしない。

もう無理な願いなのだろうと思いつつ、男は女の目線など全く気にしない『硬派』であるべき。
強く思うところです。

言い方を変えれば、女に利用される男が『軟派』、女が惚れる男が『硬派』、そう言っていいと思います。
男性諸兄にはどなた様にも女に利用されているみっともない男ではなく、女が惚れる男になって欲しいと切に思います。