総理大臣である安倍晋三がわざわざ関西に足を運んで橋下徹を訪ねた。
維新の代表は石原慎太郎なのに橋下徹を訪ねた。
安倍晋三は石原慎太郎よりも橋下徹を実力者だと思ってる?
かのように見る人もいると思いますが。
私はそうは思いません。

お調子者、おだてりゃ木に登る(安っぽい)男。
無碍に扱うと気を悪くするおこちゃま。
日本のトップクラスの政治家の目に橋下徹はその程度にしか見えないと思う。

安倍晋三は日本国民の為に数多くの政策を実行しないといけない。
石原慎太郎はその事を理解しているので協力こそすれ邪魔立てはしない。
石原慎太郎と安倍晋三とは密約と言うと語弊があるものの、阿吽の呼吸で繋がっていると思います。
『日本の為』という基本的なところで一致していますから。

ところが橋下徹はどうか。
『日本の為』という思いは無く、ただ『選挙で勝つ』、その為にどんな演技を見せるか、そういう事しか考えてない。
だから何にでも反対して見せて、程度の低い民意を集めようと試みる癖がある。
これは『日本の為』に動く政治家にとって厄介者。

さてその橋下徹は日本維新の会の代表代理。
本来は代表の石原慎太郎が諭すべきかもしれないけれど、維新の会内部でそれをやると、維新の会の覇権にこだわる橋下徹は石原慎太郎に訳も無く反発して子供のケンカにしかならない。
そこで石原慎太郎と安倍晋三は謀った。

総理大臣・安倍晋三が関西まで自分を訪ねて来たとなると悪い気はしない。
政策協力、国会運営協力を頼まれれば「できる範囲でね」なんて、まるで自分が王様になったように錯覚して『ま、俺もビッグになったものだ』なんてね。
被差別民の橋下徹は重宝されたと感じると有頂天になる。
そこを狙って石原慎太郎が指し示す政策協力となれば、橋下徹とて強い反発は見せない。

やんちゃ坊主・橋下徹をなだめる石原慎太郎と安倍晋三の共同作戦。
私はそう思います。
まだまだ子供ですね、橋下徹。(笑)

民意の低い者からの支持を得る技は巧みでも、大人から見ればおこちゃま。
聡明な大人達により踊らされている図ではないでしょうか。

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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130111/waf13011122570037-n1.htm

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