私は「井戸端会議情報網」と呼んでいるのですけれどね。
昔の日本には どの地域にも井戸端会議情報網が存在して
職業、業務内容、役職、晩御飯のおかずまで地域住民の知るところでした。
その井戸端会議情報網は犯罪や非行の抑止力にもなっていて
近隣の知るところとなるので家族に恥をかかせないようにと
互いに襟を正して凛々しく暮らしたものだと思うのです。

この日本の井戸端会議文化にとどめを刺したのが「個人情報保護法」。
『不都合は知られたくない』が法律になってしまいました。
屈指の悪法だと思います。

こんなものに流されずに凛々しく暮らし、
少なくとも自分の個人情報は胸を張ってさらけ出せるように心掛けたいものです。

嘘や隠し事を否定しているのではありません。
それはあっていいと思います。
ですが他人に知られて理解を得られないような事は
そもそも人として してはいけないのです。

個人情報を保護する必要性は
一般生活者にはなくていいはずです。

地域社会に自分の情報が流通し、個人情報が井戸端会議にのる、
そういう日本に戻したいものです。