昨今は いや随分以前から
日本人の巧みの技が無くなりつつあります。
それは ありとあらゆる業界に見られる時代の流れです。
建築、家電、外食などなど 技も魂も下降の一途です。
そんな中 理髪店も例外ではありません。

プラージュとかいう三流以下の理髪店が世に出てからというもの、
業界全体が低料金になったものの
理髪店業界全体の技の低下は目を覆いたくなるほどです。

私は出かけた先々で散髪するのですが
昨今は大抵の理髪店がハズレです。
料金は安いのですが ほとんどの店の技は三流です。
いわゆる ドヘタクソ。

数日前に摂津富田の駅前の理髪店を利用しました。
料金は1800円でした。
時代の流れに沿った低料金です。

が。

この店には技がありました。

私の髪を切ったのは まだ若い職人さんでしたが
仕事に魂を込めているのを感じました。
実に久々のアタリです。

思うに店主の心意気なのでしょうが
そういう店主に出会って修行できる若者は幸せです。

厳しいのでしょうが見込まれていればこそでしょう。
巧みの技を修得して欲しいものです。
それができそうな
いかにも見込まれそうな 
そんな若者でございました。