現在 失業中の私には お金がありません。
海遊館で食べる昼食代さえ 
その1000円は経済的なダメージです。

お弁当を作って
それを持って海遊館まで来てくれました、私の彼女。

『ツアー参加者の人が楽しんでいるか』と 
気もそぞろに 目が泳ぎながら食べる私。

彼女にすれば 
美味しそうに味わって食べて欲しかっただろうに。

そんな私の都合と我侭と 
それさえ含んで笑いに変えてくれる彼女の心遣い。

これまた たまりません。


男というのは そんなものです。
支えてもらって 
それで初めて男として立っていられるんです。