この間、コインランドリーに行ったら、普段聞かない音楽が流れていた。

まぁ、普段聴かない音楽とは流行ものな訳なのだけど。

何かね、何処かで聴いたことのあるような声ばかりなんですよ。これが。どうしたことかね。それで思ったんですが、今の邦楽って考えてみると多くが誰それの影響を受けて、そのまんまを作るものに出しているんじゃないかと。だから、よく似た歌い方だったり声真似だったりが出て来てしまっているんだろうなぁ。影響を受け、その上で自分の中での解釈をしてそれを作品に反映させるってのが普通なのだけど。そういった経路を経てないような感じがする。モノマネ芸っていうのは凄いことですがね、そういう芸では無い訳だし。何もモノマネして歌ったものを出せばいいってもんじゃない。そんなことを感じた。ま、要するに自分の声で歌ってくれ、と。

それでふと思ったが、例えばアマチュアがコピーバンドをしたとする。そしたら其処のヴォーカルの有り様ってのは実はモノマネになってないだろうか?まぁ、コピーだからそれでいいのかもしれないが。それをしなくなるとコピーバンドになり得ないのかもしれないが。しかし、ここでちっと考えてみる。モノマネで声を出すと普通に声を出すより難しくなると思われる。そうなると、自然と声量が弱くなり、或は酷くピッチを外し、とても聴いていられないモノになり得るのではなかろうか、と。特に歌モノは歌が命ですからね。歌が酷いと全く聴いて貰えなくなる。舞台に立って歌う人には少し考えてもらいたい事項ですね、これは。