再びLast Samuraiを見てました。DVDで買っておいたので何度でも見られます。


やはり、この映画には自分のルーツを感じますね。自分たちのルーツを日本人以外の人の手によって見せられる、或いは気づかされるというのは不思議な話ですが、寧ろ外からの方が日本人とはこういう生き物だというのを見抜けるのかもしれません。一部の国では日本人=金に汚い醜い人種みたいな受け取り方をされているようなので、そうではない日本人を提示してくれている映画として嬉しくもありますね。


日本人足るはこうであらねばならないという理想をよく描いてあり、自分の生き方に影響を与えている感じがします。武を学びつつ芸も学ぶ。それでいて哲学的でもある。自分に厳しい。見習うべきものが沢山あります。また「侍に約束はない。口にした時からその言葉には責任を持つ。」という姿勢は正に俺にとって理想の姿です。かくありたいものです。何度も見た今尚涙なくしては全編を通して見ることは出来ないです。


劇中に出てくる刀工さんにひかれます。あの刀工さんは本物の刀工さんらしいです。刀は日本人の魂。俺も模造ではありますが、一振り持っています。魂だけは無くしたくないものですね。


最近歴史を掘り起こすことが多くて、俺らは何て腰抜けなんだろうとつくづく反省させられます。維新前の武家時代もそう、維新後の大日本帝国時代も我々の先祖は誇るべき存在です。にも関わらず、今を生きる俺たちは何なんだろう。何という腰抜けなんだろう。何でこんなに腰抜けになったんでしょう。お恥ずかしい限りです。自分が情けない。


日本人でまだ見てない方は是非ともご購入を検討下さい。外国人の方も一度見てみてください。確かにそこには日本人のルーツがあります。


[追記]

レビューなどにもあるように確かに歴史好きからしてみれば突っ込み所は沢山あります。しかし、そんな所にばかり目を向けていては素晴らしさは分からんでしょう。もっと中身を見て欲しい、そんな作品です。


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ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉