今更ながらですが、「決戦・壇ノ浦」が熱かった。阿部寛が熱かった。

何の事かって?

大河ドラマに決まってるじゃないの。なかなか気合が入った回だったと思うよ。本当に。阿部寛演じる平知盛の散り様が正しく武将といった感じで素晴らしかった。


「見るべきほどの事をば見つ。今はただ自害をせん。」

名言見事。

まぁ、「見るべきほどの事は見た、今はこれまで。」だったけどね。

でも、個人的にはこの台詞が好きだな。


「我一人にても抗い申す。」

こういう台詞凄く好きだな。

うん、平知盛は阿部寛で良かったと思うよ。阿部寛と言えば、古武術をやっているらしいので、殺陣の方も得意な方なんじゃないかな。現代武道は直線的な動きが多いけども、古武術と言えば撞木足で転換といった体の使い方が多い筈だから適応はし易いと思うよ。何で阿部寛はもっと時代劇に出ないのかね?


ところで、岩代太郎の大河のオープニングテーマ、いいねぇ。岩代太郎という作曲家は結構好きです。サントラではそのオープニングテーマがドラマそのままの音では入っていないとか…。

しかし、今回は完全に阿部寛の回になった。義経の動きは派手で超人的に見せていたけども、内容はとしては、どう見ても平知盛の死を描いていたようだった。今回の義経は結構戦を描いてくれるのが嬉しい。正直去年の「新選組!」はもう少し戦闘シーンを描いてくれてもいいのになァ、と思ってた。やはり殺陣シーンは時代劇では見せ場ですから。でも、「新選組!」が悪かった訳じゃない。しっかり拘りを持って描いてくれたからね。喜劇的要素も多く盛り込まれていてオイオイって所も多かったんだけど、出自に関する事などは深かったと思う。


そういえば、こないだ「剣客商売」スペシャルがあった。俺は実は池波正太郎の時代小説のファンです。やっぱり時代劇はいいねぇ。もっともっと時代劇やって欲しいもんだ。