同テーマの前の記事からの繋がりで、ラストサムライ。


色々と突っ込み所もあるのでだけど、「日本人は日本人であるということを自覚せねばならぬ」というような台詞が帝の台詞としてあるのですが、この最後のマトメが好きでした。


ラストサムライに関してはサントラもDVDも購入済み。


時代劇は好きです。かなり。昨日も「隠し剣 鬼の爪」を見ましたし。時代劇・時代小説全て好きですね。機会があるんなら製作に参加してみたいくらいですわ。


で、ラストサムライの映画音楽は、ハンス・ジマー担当。


映像音楽の美味しい所は映像の内容と音楽が一体となって何らかのメッセージを伝えようと相乗効果を齎す時があり、化学反応みたいなことが起こり、これが非常に胸を打つ。


この作にもその現象があったと思います。


・武士達が馬に跨って新政府軍に一斉に総攻撃をかけるシーン

・帝が「日本人は日本人であるということを自覚せねばならぬ」というようなことを言うシーン

この辺は相乗効果でやられてしまいました。


映画としては、時代考証であったり、日本の自然の再現であったり、それらの面に幾分隙が見られましたが、これらの相乗効果、そしてしっかりと気持ちが入っている事、これらがこの作品を素晴らしいものしているんじゃないかと思います。誰が何と言おうと「ラストサムライ」はいい映画だ。


ハンス・ジマーの特徴と言われるのが打楽器によるドンドコドコドコ…ってのらしいですが、それもサムライのイメージとよく合っているように思うし。ジマーの音楽は好きですね。


パイレーツ・オブ・カリビアンの音楽が好きなんだったら多分好きになることでしょう。


Original Soundtrack
The Last Samurai [Original Motion Picture Soundtrack]