最近「宮殿」の中で、"Epitaph"と同じくらい"In the court of Crimson King"、タイトル曲が好きになってきた。そんな訳で以前より聴く頻度が結構上がった。


あの暗さがいい。何とも言えない暗さ。あれがホントにいい。


そして、最近「原子心母」もいい感じに思えてきた。あれも独特だけど味がある。実は最初聴いた時はそうでもなかったんだけど。噛んでいくと味が出てきた、そんな感じ。しかし長尺で中盤に入るほどボーッとしてくる展開は面白い。曲の一部一部を切り出して同時に流しているような所に入ってから、どんどんボーッとしてくる。その分頭や最後は独特の雰囲気がしっかり出てて面白い。


PINK FLOYD
Atom Heart Mother

暗いのはいい。暗い音楽は結構好きだ。


そのせいか、鍵盤とか弾くときはあんまり明るい曲は弾かない。どちらかというと暗い曲ばかりだ。そして俺は性格的にも少し暗い。以前に比べると大分マシだけど。鍵盤を弄る時は結構頻繁にやるのだけど、即興演奏みたいなもの。特に音色によってはとてつもなく暗いものを弾く。というか勝手に出ていく。特にシンセとかでChurch Organあたりの音にした時は酷い。割と弾いてる時は何も考えていないことが多く、割と何処をどう弾いたかも覚えていない(ヲイ)が、全体の印象として暗いものになる。一度、映像製作の時にBGMにしようかと人に聴かせた事があったが、相手も「これは…」と顔を歪ませた。一応暗い場面ってコトだからいいかな、と思ったが暗過ぎたらしい。ってな訳でボツになった。でも、個人的には結構好きだったりする。何処をどう弾いたのかあんまり覚えていないけど。


Church Organと言えば、俺の出身中学・高校の教会にはパイプオルガンがあった。(俺は中学・高校とキリスト教学校で、更に今通っている大学もキリスト教系、ミッション・スクールだったりする。ちなみに家は真言宗(仏教)です。しかも実家はそこそこ有名な寺の近くにあります。こうも宗教だらけの所に育つと逆に無宗教みたいに育ったりします。)普段、讃美歌とかの時は結構暖かい感じの音なんだが、年に1回か2回か、パイプオルガンの演奏者が来て演奏が聴ける時がある。そういう時は暗めの音も聴ける。俺は個人的に暗い音の方が好きだ。だからこの演奏会は結構楽しみだった。ちなみにパイプオルガンには色々な音色がある。あれはなかなか面白い。パイプオルガンの音を聴くと少し懐かしくもなる。


そんな訳で暗い音楽は好きだ、と元の話に戻る。これでこの記事はおしまい。