すいません。完全な金欠状態に陥っており、まともにお酒の話が出来ません(泣

過去に飲んだお酒については多少記事が書けそうではありますが、やはり味を確認してその時の感想を大事にしたいという気持ちがあります。


ということで、前回の"OCTAVARIUM"について書いた記事の追加をしてしまいます。

この間、Burrn!でMike Portnoyへのインタヴュー記事を見ました。

インタヴュー記事を見て、更に"OCTAVARIUM"を聴いて、ますますこのアルバムの深さを味わっている所です。アルバムのアートワーク、楽曲、歌詞、製作過程の話、非常に興味深かったです。

それを踏まえた上で今回は更に聴き込んだ感想を記事にします。



インタヴュー記事より

1曲目"The Root Of All Evil"は終曲の"Octavarium"の最後からつながり、無限に繰り返せるという、アルバムになっていること。歌詞に関しても"Octavarium"はⅠ~Ⅴとパート分けされてあり、そして"The Root Of All Evil"がⅥ・Ⅶになっている。それでいて前作の"This Dying Soul"から続く総計12の組曲のⅥ・Ⅶでもある、ということ。実際に"This Dying Soul"のメロディが使われているって事は前回の記事でも書きましたね。それでいて、最初のコード進行が前作"Train Of Thought"の終曲の最後と同じ進行であるということ。


…ということで、実は"The Root Of All Evil"には三つの繋がりがあるということですね。


それから、聴いていて分かったことですが、一曲目にも二曲目の"The Answer Lies Within"にも終曲"Octavarium"のメロディが入っているということ。一曲目は確かに"Octavarium"からⅥ・Ⅶと続くので、分かるのですが、二曲目の"The Answer Lies Within"にもメロディが入っていたんだ、みたいな。気付くの遅いんかな、俺。三曲目以降にはそのメロディは見られないのですが、実は"Octavarium"は一つの曲でありながら、大きく見た時アルバム全曲で"Octavarium"という曲である、ということなのかな、と思ったりしました。インタヴュー内のPortnoyが言った「ハイライト」ってこういうことなんじゃないかな…?と勝手な解釈をした次第です。


3曲目"These Walls"。この曲は歌詞がなんか面白かった。自分の高校時代の心境と不思議に重なるものがあって、面白かったですね。音的には"Linkin Park"などを思い起こす所があるんですが、Drumsが面白い。ツーバスが何だか心地良かったです。


7曲目の9.11をテーマとしていて、曲の冒頭の人の会話(テロリズムに関しての)、これが次々に流れてくる表現も非常に凝っている気がしました。それから、歌詞が呆然とした感じから憤りのような感じに表現が変化していて、それに合わせて曲が静かなものから激しいものに変化していく所に表現の妙を感じました。


それとアートワークについて。8曲入り、8枚目、ということでアートワークの球体も8つということは前回に記事にしました。それから個人的な解釈ではありますが、最初の球体と最後の球体が斜めになっている事=回転のイメージ=終曲から1曲目に続くというコンセプトを表現している…のかな?…と思いました。


それからlovelifepop-masami727 さんがコメントして下さった、鳥が5羽描かれている事。これに関しては、インタヴューによるとこれまで楽器担当4人中心で作曲を行ってきてたそうなのですが、話し合いの結果、前作辺りからヴォーカルのJames LaBrieにも参加する事になり、今作では更にJames LaBrieが曲作りに関与する事になったそうです。そういう訳で五人全員が曲作りに関与する事になった、今作では"Music - Dream Theater"となっている。そういった意味で"5"は今作でキーとなる数字で、それが5羽の鳥というアートワークに繋がったのではなかろうか?と思いました。この辺も個人的な解釈にしか過ぎませんがね。


兎に角、この作品はまるでパズルのような作品で聴けば聴くほど、そして記事を読めば更に深い所で作品を鑑賞できるというアルバムになっている気がします。非常に奥が深い。まだまだ聴き込む余地がありそうです。