早速、Dream Theaterの新作"Octavarium"を買いました。

買ってからずっと聴いてます。

個人的には前作の"Train Of Thought" より"Octavarium"の方が好き。

ちなみに"Octavarium"の"Oct"は8を指し、ジャケットに描かれている球体は裏表合計で8になってますw


Dream Theater
Octavarium

音としてもヘヴィだけというのではなく、使い分けがよくされてあり、シンフォニックな感じが出ていてそういう点でも"Octavarium"の方が好き。メタルは確かに聴いたりもしますが、特別滅茶苦茶好きだ、って訳でもないんです。ストレス発散もあってカラオケではメタル系を歌ったりする事が結構あったりしますが、好きは好きでも「大のメタル好き」って程好きって訳でもないんです。そこまで詳しい訳でもないし。誤解無きよう。


それと、特別テクとかを見たり聴いたりとかではなくて、曲全体を聴くようにしています。


以下感想。


1."The Root Of All Evilは前作のThis Dying Soulのメロディが部分部分に出てくる全体的にはへヴィな曲。以降の2."The Answer Lies Within"、3."These Walls"、4."I Walk Beside"はポップな曲。2は大人しめの曲。尺も5:26と短めだ。3・4も尺は短め。4の"I Walk Beside"はややHRっぽい感じかな。5."Panic Attack"はへヴィな感じではあるがメロディアスな作風。6."Never Enough"もテンポが速いがキーボードの感じが面白い曲。


7."Sacrificed Sons"は静→動へ移行していく曲。ダークで静かな滑り出しから、ダークな雰囲気を維持しつつ、加速していく。へヴィな曲だがシンフォニックな部分も持ち合わせている。それがダークな雰囲気を一層盛り上げている。ダーク且つヘヴィだが、美しい。個人的にお気に入りの一曲。


そして、何より24分に渡る超大作"Octavarium"が想像以上に良かった。

20分を超える曲というと普通は聴いてると暇になってきそうなものだが、そういったところがない。

最近、10分台が大作でもクオリティを保てる限度ではないか、と思っていた。純粋にいい楽曲に巡り会ったと思った。


まず、最初のシーン。霧の中を光が突き抜けるようなイメージ。霧のようなバックの音に突き抜ける音が交差する。単純に並べられているように見えてスローにメロディが流れている事に気づく。そして始まりを感じさせる盛り上がりへ続く。


その後、スティールギターとフルートが流れる。このスティールギターがReneissance(昔のプログレユニット)を思い起こさせた。自分はGenesisとかPink FloydなどのグループよりReneissanceをよく聴いてたって事もあるのかな。フルートという楽器は実は結構好きだ。この音色は物凄いインパクトを与える。その後スティールギターのアルペジオとLaBrieのヴォーカルに変わる。ややダークでありながら、非常に繊細で美しい表現。


そうしてる内にテンポを変えながら、やや明るいメロディに変わっていく・・・。アルバムのカバーアートとイメージが重なっていく。そして、テンポを上げながらソロの応酬に突入。猛烈なスピードのフレーズが展開された後に、壮大なオーケストレーションに見事に切り替わる。感動のオーケストレーション。そしてフィニッシュ。実は最後のシーンでのメロディは最初のシーンと同じものだという所に注目したい。


24分もの長尺の曲でありながら、飽きさせない展開になったいるのは、やはり緻密なアレンジ、美麗なメロディにあると思う。そして見事に起承転結となっている。


Dream Theater、揃えるかもしれない。