この間の水曜日、久々に髪を切りに行った。いつもの近くの美容室だか散髪屋だかどっちかイマイチ分からない店に行った。多分どちらかと言ったら美容室なんだろう。中学2年くらいの時にそれまで行ってた昔ながらの散髪屋でやってもらうと不格好な感じがしてきて、近くにちょっと洒落た感じの店があると聞いたので、試しに行ってみたのがキッカケだった。一度行った所にはその後も通ってしまう傾向があるので、それ以来ずっと今までそこで髪を切ってもらっている。


以前には店員さんの中に地元の友人の知り合いとかが居てた訳だけどもその店員さんも結婚したのかもしれんが(よく彼氏の話をしていたので)辞めたようだ。その時の店長さんも他の美容室とかに移っていったらしい。今や俺が通い出した頃の店員さんは一人として残っていない。今の店長さんは俺が高校に入った時くらいに移って来た人でF原さんという。結構喋りも非常に上手く、気も利く人だ。彼が店長になってからもう大分経つ。


彼が店長になったくらいの時にバイトかなんかで小学校で同じクラスだったことも(多分)あったM川さんというコが店員をやっていたことがある。彼女は実は小学校の時塾も同じだったと思うのだが、中学受験がうまくいかなかったのか、はたまた受験なんてしなかったのか、それは分からないが、公立中学から私立高校に進学したらしかった。同期の知り合いに髪を流してもらったりするのは何とも不思議な気分だったが。その頃には時期も時期で、高校3年、って訳で進路について喋ったりすることも多かったのだが、俺が大学進学が決定した時には、彼女は美容師を目指して上京した後だった。皆色々夢を持って頑張っているんだなと思ったもんだ。


そのM川さんが店を辞めてから男性店員ばかりでややムサイ店になりつつあったのだが、水曜日に行ってみると新しく女性の店員さんが二人も入っていた。外見的には神戸風(?)のお姉な格好の人だが、まぁ、特別美人だってこともない。一人はまぁ、20代前半くらいだと思うけど、もう一人の人はその人よりもう少し年上のように見えた。20代前半くらいの店員さんが髪を流してくれたりした訳だが、結構しっかり女性用香水をつけてる人で、その匂いがした。


香水と一言で言っても色々な匂いの香水があるのだけれど、それを言葉で表現するのは少し難しい。強いて言うとしたら「桃色な匂い」って感じだろうか?何にしろ、この女性用香水の匂いをかいだ時に頭がボーッとした。こういう女性用香水には男の頭をボーッとさせる事を意図してそのような匂い成分が含まれているのだろうか?昔から俺はこの手の匂いには弱い。この匂いは昔に百貨店だとか少し都会の洋服店とかの美人な店員さんがつけていたりした気がする。(ああいうところで働いている店員さんたちは結構美人が多い。)「美人の匂い」というのが頭に刻まれている。


女の人には色々と匂いがある気がする。勿論、匂いをつけている訳なのだろうが。以前にちょろっと書いた俺が大学に進学するキッカケを作った女子大生の人も女性用の香水をつけていた。子供ながらに淡い恋心を抱いた女性とかそういう人たちも何らかの匂いを纏っていた。高校の中でも人気だったりする「綺麗どころ」の女生徒たちも何らかの匂いを纏っていた。これらの匂いは「匂い」であって、「臭い」になることはない。「匂い」は人間の存在を示すものの一つで、重要な要素の一つだ。これが時に生々しさを出して、それが魅力に繋がったりもする。こういった匂いを適切な形で纏うことによって女性はその魅力を更に増すことが出来るんだろう。それは多分こういった匂いに弱い人が結構居ると考えられるからだ。それこそこの匂いのせいで頭がボーッとして思考が停止してしまうこともままある。しかし、過ぎたるは及ばざるが如し。ただ単に匂いが強いのは、マイナスになることがある。また、どういった匂いを身につけるかによって「オバサン」と「魅力的な女性」の決定的な分かれ目が出来てしまう。

そんな訳で女性用の香水には注意が必要だ。(色々な意味で)