このあいだ、自由民主党から手紙が着てたのですが、内容は日本の歴史教科書問題でした。確かに日本の歴史教科書には疑問点が多い。この手紙にもありましたが、特に「南京大虐殺」について。私が歴史科目を受けていた時も太文字で「南京大虐殺」と教科書に書かれていたのを記憶しています。しかし、この「南京大虐殺」という言葉、実は教科書に載せるのもどうかと思うくらい妖しい言葉なのです。

調べたところ、そもそも「南京大虐殺」という言葉は朝日新聞記者であった本多勝一著の「中国の旅」から来たもので、正確には「南京で起こった暴行事件」と捉えるべき事柄で東京裁判では「南京暴行事件」とされていたようです。「暴行事件」と「大虐殺」では大きな違いがあると考えられます。何故なら「大虐殺」という言葉から連想されるものは非常に惨たらしいイメージだからです。また、この「南京大虐殺」の史料は非常に少ないそうで、その源流は明らかな史料合成が混じっており、反日プロパガンダから来てる可能性が高いとのこと。こういった点から確証を得られてないという事が考えられます。
一方自由民主党からの手紙によると更に北朝鮮による拉致事件を教科書に載せないのはおかしいとのことでした。この拉致事件、連日メディアでも報道されていますが、これは明らかに確証を得た事件であると考えてよいものです。

まず、教科書を編纂するに当たって一つの基準として、掲載する事柄の確実性を考えます。そうした場合、取捨選択は「南京大虐殺」ではなく北朝鮮による拉致事件を取り上げるのが正しいと言うべきでしょう。何故確証を基準にするのか。それは歴史教科書においては一方の立場で語られてはならぬものだからです。だからこそあったことだけを取り上げるべきです。それ故に一記者の著書にある言葉なぞを使って良い筈が無い。

また、調べていく過程で、「何故通州事件が教科書に取り上げられていないのか。」という疑問を持ちました。
以下はWikipediaから引用しました。
「通州事件(つうしゅうじけん)とは、1937年(昭和12年)7月29日に発生した事件で、「冀東防共自治政府」保安隊(中国人部隊)による日本軍部隊・特務機関に対する襲撃と、それに続いて起こった日本人居留民(朝鮮人を含む)に対する虐殺を指す。
通州とは、北平(現在の北京市)の東約12kmにあった通県(現在の北京市通州区北部)の中心都市である。当時ここには、日本の傀儡政権であった冀東防共自治政府が置かれていたが、1937年7月29日、約3000人の冀東防共自治政府保安隊(中国人部隊)が、華北各地の 日本軍留守部隊約110名と婦女子を含む日本人居留民(当時、日本統治下だった朝鮮出身者を含む。)約420名を襲撃し、約230名が虐殺された。通州特務機関は全滅した。事件の原因は、中国では「抗日蜂起」と看做されており日本軍と戦っていた南京政府のデマに呼応した冀東防共自治政府の中国人兵士による不意打ち虐殺だった。その殺害の方法は地獄絵さながらの極めて凄惨なものだった。」
こういった内容がよく見えている事件を何故取り上げていないのか。ますます現在の歴史教科書に疑念を持ちました。
こういった事による生徒に与える精神的ダメージは大きなものです。「日本人」であるという誇りを著しく失わされることであるからです。それが現在の外的圧力に対する弱腰に結びついているとも考えられます。何故隣国による内政干渉を受けるのか。果ては個人の行動にまで干渉するのか。(靖国参拝の件は正に個人の行動に対する干渉です。)「戦争に負けたから、力がないから」だけじゃない理由が此処にあると思います。

上記の理由から私は「日本の教育を変える」会の署名活動に協力しました。