仕事を持ちながら行政書士試験に挑み合格した方も多いと思います。
ただ合格の喜びもつかの間、仕事を辞めて登録するか、(副業OKと仮定して)仕事をしながら登録するか、行政書士の資格を持ったままで登録せず仕事を続けるかの判断に迫られます。
行政書士は副業につき誓約書を提出しそれを遵守すれば登録可能です。
まず兼業行政書士のメリットは
①金銭の心配がない。
これは自分的には大きいです!行政書士の初期費用は、登録費・事務所用パソコンなどなどすべて合わせて50万くらいかかりました💦
ちなみに私は自宅開業なので家賃なしです😊よって普通に事務所を借りるとなればその分費用は加算されます。
しかも、いきなり開業してもお客さんとかは来ません><(かといって来ていただいても何も出来ないんで、今はひたすら行政書士会員専用のビデオ研修中です💦その研修も安いですが費用が掛かります。)ですので収入や貯金は非常に大事です。
ただ、行政書士は他の士業に比べて月会費も安く、仕入れとか在庫を抱えるとかはないので資金的にやさしく、兼業なら行政書士の仕事しなくても逆に資産が増えることもあります。
よって兼業ならばすぐにお金が尽きて廃業に追い込まれることはほとんどないと思います。
②自分のペースで業務ができる。
専業ならとにかく仕事して収益をすぐにでもあげないといけないのでかなり焦ります。焦ったところを狙われて事件に巻き込まれる可能性もあります。
かなりのバイタリティーの持ち主で、飛び込みも厭わず、断られても精神的に落ち込まないタフなタイプなら少々の貯金でいきなり専業でも生き残る可能性は高いでしょう。
しかし私はこのような働き方は性格上無理と分かっていました。しかも当初は行政書士って需要あるのか?という疑問も持っていましたので登録することもあきらめていた時期もありました💦
しかし若い頃からの法律家の夢を捨てきれず、行政書士も業務範囲の広さから十分に人さまのお役に立てれることに気づき、50代になり遅いながらも登録開業に至りました。
まだまだ業務といえるようなことはやっていないですが、焦ることなく一歩一歩着実に地道に法律家として人さまのお役に立てれるようになっていくためには、自分には兼業しか考えられない次第です。
次にデメリット
①一人前になるのに時間がかかる
どうしても本業をフルタイムで働いてるので大部分の時間は本業にとられるので、行政書士として一人前になるには時間がかかります。休みの日や本業の空き時間に勉強したり行政書士の営業や業務をやっていくことになるので毎日が慌ただしく過ぎてゆきます。
ただこの辺りは、毎日が充実してるので楽しい!という意見と、日々忙しすぎて本業も副業もおろそかになりそうで危険という意見に分かれそうですね。この辺りは自分次第だと思います。
②本業が土日休みだと行政書士の業務がそもそもできるのか疑問
行政書士の基本的な仕事の動きは許可申請など役所に書類を提出することなので、本業が土日休みだと書類は提出できないわけで、行政書士の業務に大きな支障をきたします。
ただ、本業が平日に休日が入るシフト制等ならばそのような疑問は少し解決できるのではないでしょうか。
また、不動産業とかなら水曜日休みのとこも多く、さらに希望休の使い方次第では兼業できる可能性も広がってゆくことでしょう。
ということで、兼業行政書士のメリット・デメリットを書き連ねましたが、私の意見としては、せっかくとった行政書士という資格を腐らせるのは非常にもったいなく、いつか行政書士を開業する予定なら早いほうがいいし、人生悔いを残さないためにも兼業行政書士はありかなと思う次第でございます。
野廣行政書士事務所
申請取次/特定行政書士 野廣 智宏
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