昨日、議員活動報告会をやりました。

自分も含めて9人でおしゃべりしました。

町の財政のこと、他の町はどんななの？とか、役場庁舎建設費増額のこと、小学校建設計画のこと、病院建設のこと、町立体育館のこと、高校のこと、スキー場とか海水浴場など町の施設の有効利用について、子どもの減少、収入増の方法などなど。

町の財政状況については、令和3年度以前の実績を基に説明したところ、どれだけ厳しい状況であるかを理解してもらえたと思います。

「この先、破綻するんじゃないか？」という意見が出たほどです。

危機感を持って考えなきゃいけないという認識を持ってもらえたと思います。

その中で役場庁舎建設費について当初計画から今年度の増額までの経緯を。

小学校建設計画では、2年前の計画で示された事業費、先月の一般質問で聞き出した概算事業費、建設計画の見通しと小学生の人数の推移など。

野辺地病院に移転建設について。

これらの事業費を足してみると、恐ろしい金額になることがわかります。

どれも大切な町の施設であることから、建設を否定するのではなく、どうすれば限られた財源で実現できるのかを考えていくことが大切だと思います。

おしゃべり会の回数を重ねていく中で、多くの皆さんから意見を聞きながら、一緒に考えていこうと思いました。

ここで、財政について少し触れます。

令和3年度決算における経常収支比率は91.3%

令和7年度の目標値は99%

この数値、大きければ大きいほど良い、というものではありません。

80％程度が望ましいと言われています。

ということは、悪化する方向に目標を立てているということがわかります。

これはなぜか。

わざわざ今よりも悪くなることを目標にすることはあり得ませんよね。

ということは、この数値を目標にしなければならないほど悪化する可能性がある、ということを町がわかっているということになります。

99％よりも悪くなる可能性がある⁉️

つまり100％オーバーもあり得るということですよね。

これはボク個人の感情論ではなく、分析すればわかることですよね。

100％オーバーするとどうなりますか？

通常の町政運営を実施するのに財源が足りなくなるということです。

会社なら、事業運転資金を銀行から借り受けてその場をしのぐ方法もあるでしょうけど、町はそうはいきません。

積み立てた基金(貯金)を崩して使うとか、支出を削減するとか、選択肢は多くはありません。

ちなみに、先月に聞いた基金残高は6.7億円程度だということです。

これを取り崩して不足分を補うとか、20年ほど前にあった職員の手当カットなどで経常経費を削るとか、厳しい選択に迫られることになると考えられます。

収入を増やせば良いでしょ？と言う方もいると思いますが、即効性がある方法は見当たらないと思います。

こんなことを踏まえて、これからの町を考えていかなければ、将来を担う子どもたちに大きな負担を残してしまうことになりかねません。

私たち大人が今やることで未来が変わります。

私たちが動くことで未来を変えることができます。

一緒に考えましょう。

おしゃべり会やりました❗️