ある夏の日の怪談 | ノラとハナウタ

ノラとハナウタ

自分の最強の味方は自分じゃない?
色トリドリの自分を楽しんで行こう!

ひぐらしが鳴いてる!こわっ!
 
あれは小3の夏。
田舎の家の門の前だった。
 
女性の声で
「ふっふっふ…」
(正確にはヒッヒッヒに近い高音のふっふっふ)
って笑い声を耳元で聴いた。
頭の中に響くような直接的な声。
 
(怪談話しの再現VTRに出てくる幽霊の笑い方!)
と即座に思って震え上がって玄関に飛び込み、『ヒエーッ』と思ってると親戚の兄ちゃんが何事かと聞くので説明したら、小バカにした様に鼻で笑い、
「ひぐらしだっぺ、オバケなんか出ねぇよ真っ昼間に」
と言い放った。
 
『ふざけんなよ、昼間っからリアルな息遣いで耳元で笑われてみろ!どんだけバカでもひぐらしと人間の笑い声の違いくらい分かるだろ?!』
と思いつつ、そこは小3、残念ながら言い返せなかった。
 
今でもひぐらしの声を聴くと、
『いやオバケってさ、本当にあんなドラマみたいな笑い方するんだよ!』
と誰かに言いたくなる…。
 
 
あ、最後になりましたが、怪談話しが嫌いな方、すみません!(遅っ!)

 

 

 

 

夏も終わって行くのかしら…すげー暑いけど。

 

2023.08.12

18:58