さて、こんな事ばかり書いて人間的にも疑われそうなので一旦最終回と致しましょう。
最後に神様を持ってくるあたりどうなんだっていう部分もありますが、面白い不思議体験だったのでいくつかご紹介しますね。
神様の声ってどんなだろうって思った事、ありませんか?
ある時、突発的な高熱が出て寝ていたのですが、起きている様な寝ている様なと夢うつつ状態の時に、一瞬、全ての音が消えて静寂が広がり、はっとしたものの、まぶたが重くて開かない中、こんこんと泉が湧く様な音というのか、感覚というのか、不思議な感じがしたんですね。
『こんこんと泉が湧く』としか表現出来ない、しーんと静かなのですが、水が静かに湧いている感じがする。そして、高ーい音が鳴っている感じもありました。
キーンでもピーでもない、高い高い鐘の音の様な音が静かに長く響いています。
その静かな中で、泉から水が湧いているのと同じタイミングというのでしょうか、高めの声でありながら耳障りではなく、ただ頭の中だけで広がって行く声で話し掛けられました。
ある場所へ行ってごらんだったのか、行ってはいけないだったのか、その場所は知っていたので、言われたまま、
(あ、あそこね、はいはい)
と思い、
(わかりました、そうします)
と答えたら、パッと目が開いて、熱のだるさもまるで無く、ただただ、記憶もスッパリと無く…。
(すごい大事なことを言われたのに覚えてないよー!うわーん!)
と焦ったのですが覚えていないんだからしょうがない!
どこへ行けばよかったのか、はたまた行くなだったのか、ただひたすらにあの声をもう一度聞きたいと思いつつ、内容は覚えていないという残念さでした。
後日、霊感強めの友達に話したところ、
「あー、その泉が湧く様な話し方って、すごいよく分かる!」
と同意してくれたので、うむうむ、これは何か解決の糸口が見つかるかと思ったら、
「私もそれと同じ事があったんだけど、私の時は、美しい声で水がこんこんと湧く様なリズムで『あんみつ、あんみつ…』って言われんだー、とりあえずあんみつ食べてみたけど」
って!
自分で食べてどうするんだよ!お供えとかじゃなかったのかね?
と思って聞いてみたのだけど、友達は呑気に、
「お供えかー!どこに?」
って知らんわ!
で、結局のところ、良くも悪くも影響がまるでなかった私たちでした。
オチがなくて申し訳ないですが、それっきりでした。
浅い霊感しかないってこういうこともありますね〜笑(←笑い事で済ませてすみません)
そして、もうひとつ。
私は陽気な神様が来たのだと思っているのだけど、確証はございませんので話半分で聞いて下さい。
ドライブついでにとある神社に立ち寄りました。
その神社にどんないわれがあるとかそういうのを全く調べずに立ち寄った神社で、目の前は海。遠くの岩に鳥居もあって、海の神様なのかなぁと勝手に思っていました。
その晩、寝ているとどこからかお囃子の音が聞こえて来て、ピーヒャララというあの笛の音、そしてチンチンと鳴る高い鐘の音、トントンと軽快な太鼓の音が聞こえていました。
目を開けるとひょっとこのお面を被った人が踊りながら近づいて来る。
不思議な感覚で、怖くもなく、ただぼんやりと祭囃子を聞きながらそのひょっとこのお面で近づいて来る人を見てました。
水色っぽい着物、なんかおめでたそうな柄、おかめ柄だったのかな、ひょうたんだったか。
音楽もその人も楽しそうで、綺麗な音で、全く怖くもないので夢を見てるのかと思ってた。
そしてその人が踊りながら私に木の札の束を差し出したので、私は両手で受け取った。
あの居酒屋の下駄箱とかに挿してある木の札を束にしてヒモを通した様なもの。
その木の札の束はカタンと乾いた音がして、重みを感じ、数字の『四十五』が見えた。と、同時に受け取った左手首にいつもつけている髪を結ぶためのゴムが見え、半開きのクローゼットの扉が見え…、
(あれ?アタシ、起きてるんじゃない?)
と思った途端にうわぁとなり、しっかり目覚めたのだけど、もう誰もいない。
ただなんとなく遠くでお囃子の音だけが残っている感覚。
『四十五』ってなに?私、45歳でなんかやらかすのだろうかと思ったもののすっかり忘れていたのだけど、結果として私が息子を産んだのが45歳で、知らずにお参りした神社が調べたら子授け神社だったというオチがありました。
『そういうつもりでお参りしてない!!!』
と、思った時には産んだ後。
息子のお宮参りでどこの神社へ行こうかと話していた時に、
「あの時のーーーーー!!」
と思い出した次第です。
ただ、私が神社でお参りする時は大体が
「初めまして。健康でお参りできて嬉しいです!ありがとうございまーす!」
ぐらいしか言わないので定かではないですが、45の数字にまつわる何事かは私にとっては出産ぐらいしか思い当たらないってだけなのでね、神様だったかどうかは分かりませんのであしからず。
はい、という訳で色々ありますねーって事でした。
つくづくね、深刻にならずに笑って心霊話しも、不思議話しも出来る、妹や友人達が居たのは幸せだと思います。
では、またね!