みんな誰かに応援されてる | 日々のクロッキー

日々のクロッキー

毎日を素描するように……

日暮れ時の陸橋を渡っていたら

空に1本の道がひかれていた。

 

 

 

 

 

いや~、夕方と夜をつなぐ道って

あったんだね~!

 

 

 

 

***

 

仕事の話なんだけど

私はかなり長い間、国語の教材作りに携わってきていて

ここ何年かは、中学生の作文教材の講評みたいなことを

ほそぼそとやっているのね。

 

毎月20本前後の生徒さんの文章を読むので

たぶん今までで700本くらいは読んできていると思う。

点数の高い作文もあれば、低めの作文もある。

 

点数だけでは測れないキラッとした表現があったり

文章としては不自然だけど、

自分の経験をしっかり告白するつもりで

体当たりしてきたなと思わせるものがあったりもする。

ごくまれに、忘れられないような作文もある。

 

私自身は、彼らの個人情報を

(その時点での学年以外は)まったく知らない。

まったく知らないけれど、時々ふと、作文の書き手のことを考える。

今頃、高校生だろうか。

部活はがんばっているのだろうか。

悩んでいたりするのだろうか。

応援しているよ、と。

 

作文を書く。添削に出す。

そうやって外の世界に自分の言葉を放り出しただけで

一生涯知ることのない年上の女性から超~応援されている。

この不思議さよ(笑)

 

そのときに、きっと私もだ、と思うんだよね。

きっと私も、誰かから応援されている。

きっとみんな誰かから応援されている。

 

 

まあ…

 

応援されていなかったら、

チーム私(=私の細胞たちの総称)が

私を応援しちゃうんだけどね~ニヤリ