日暮れ時の陸橋を渡っていたら
空に1本の道がひかれていた。
いや~、夕方と夜をつなぐ道って
あったんだね~!
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仕事の話なんだけど
私はかなり長い間、国語の教材作りに携わってきていて
ここ何年かは、中学生の作文教材の講評みたいなことを
ほそぼそとやっているのね。
毎月20本前後の生徒さんの文章を読むので
たぶん今までで700本くらいは読んできていると思う。
点数の高い作文もあれば、低めの作文もある。
点数だけでは測れないキラッとした表現があったり
文章としては不自然だけど、
自分の経験をしっかり告白するつもりで
体当たりしてきたなと思わせるものがあったりもする。
ごくまれに、忘れられないような作文もある。
私自身は、彼らの個人情報を
(その時点での学年以外は)まったく知らない。
まったく知らないけれど、時々ふと、作文の書き手のことを考える。
今頃、高校生だろうか。
部活はがんばっているのだろうか。
悩んでいたりするのだろうか。
応援しているよ、と。
作文を書く。添削に出す。
そうやって外の世界に自分の言葉を放り出しただけで
一生涯知ることのない年上の女性から超~応援されている。
この不思議さよ(笑)
そのときに、きっと私もだ、と思うんだよね。
きっと私も、誰かから応援されている。
きっとみんな誰かから応援されている。
まあ…
応援されていなかったら、
チーム私(=私の細胞たちの総称)が
私を応援しちゃうんだけどね~