150年ぶりの神事 | この辺りの見所の者

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京都貴船神社。奥宮本殿で、江戸時代末期、文久三年以来、150年ぶりに、社殿改修中に執り行われる、附曳神事が、12月29日にあったので、朝6時前に伊勢を発って叡山電車に揺られて。
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貴船口駅へ。
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そこから、目的の地、奥宮へは、徒歩30分位。貴船川沿いに、歩くと。
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このような風景を眺めながら、てくてく歩いて奥宮本殿へ。

改修中の本殿の前に、仮社殿があり、まずはそこを参拝。
神事は、11時からだが、次第に神職、氏子、一般参列者も集まって来る。
一般参列者は、30人位で、女性が多い。いわゆる歴女?かな。

11時から、通常の神事が始まる。
それが終わってから…附曳神事が始まる。
附曳神事とは、貴船神社本殿の下に伝わる、龍穴。神聖なもので、誰も見てはいけない。
社殿改修の時。龍穴の上で工事してはならず、隣接する土地に建物を曳いて、龍穴に蓋をし、改修終了後にまた曳き戻す事をいう。

この神事中には、関係者.一般参列者ともども、一切口を開いてはいけない。
事前の説明では、全員に、榊の葉が配られ、神事中には、それを口に咥える。
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最初は、このような状態。
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それが、移動する。
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ただそれだけなのだ。
静粛性といいたいが、写真撮影可なので、携帯カメラの、カシャカシャが響く。
ちょっと興が削がれる。

それでも、貴重な神事に立ち会えたのは、嬉しい。

だって、次は、生きていないから。




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