今年の「中央区能に親しむ会」の最後の演目は、「菊慈童」でした。


百番集(謡の詞章が約100番書いてあるハガキサイズの分厚い本)を開いて詞章も見ようと思ったのですが、隣のおじさんに「そこは紅葉狩じゃないか?」と言われました。(これ位では挫けませんとも!



話の内容としては皇帝の枕をまたいだ罪で流された少年の話なのですが、「枕をまたいだだけで流されるの?」と驚かれる方もいますが、うちの実家では大変怒られます。



さて、全体をボーっと見ていたら不思議な感覚に陥りました。

よく目を凝らせば能面だとわかるのですが、「なんか本当に慈童が光臨していないか?」という感覚です。


地謡:「ただよひ寄りて枕を取上げ戴き奉り。」という所があり、仕舞だと実際は枕を持ち上げることは無いのですが、能だと持ち上げるので、「こういう感じなのか」と納得したりしていました。





学生席2,000円でしたが、十二分に価値がありました。