フランスから帰国してから一週間が過ぎましたが、未だ時差ぼけが抜けきらず夜なかなか眠れない日々を過ごしています。

今回のフランスツアーでは幸運にもパリで自由行動の取れた日があり、その時は喜び勇んで数人で美術館に出掛けました。

私の第一希望ルーヴルは余りに巨大過ぎるというので敢え無く却下。
「ならオルセーじゃい!」という事でオルセー美術館に行きました。

オルセー美術館は先ず建物そのものが素晴らしい。
昔の駅舎をそのまま美術館にしてしまうという大胆な発想!

またその駅から出た列車の生き先は我々が前日まで公演していたジャンヌダルク生誕の地オルレアンであった、という事を聞いて感慨もひとしおです。

中には素晴らしい絵画の数々。
小学生の頃に教科書で見た事のある絵の本物が目の前に出てくると妙に感動してしまいます。

ただインパクトという点ではやはりゴッホの作品が群を抜きます。
ジィ~っと見ていると「この絵、動き出すんじゃないか?」と思わせる立体感と、見ている方が思わず健康を害してしまいそうな切迫感を感じました。

そりゃあこんな物が内在している人は長生きは出来ませんわな。
たとえ将来何かの間違いで大金持ちになったとしてもゴッホの絵だけは買ってはいかん!と心に誓ったのでありました。

翌日には現代彫刻の父とも云われるロダンの作品を見に行きました。
長くなってきたのでそれはまた次回に。