今日は、みなさまきっとれいこ様の大劇場千秋楽の話題かもしれませんが、

昨日やっと花組「アルカンシェル」を生で観劇したので、その感想を書きたいと思います。

 

独断と偏見でざっくり書くので、異論や誤認もあるかもしれませんが、軽く流し読みできるかたは、どうぞ!

 

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いやーーーーー、キラキラでした

大劇場千秋楽をライブ配信でみてはいたのですが、生の舞台で見るとまたほんとうに素敵ですね。

 

ストーリーは1本ものにしては重厚感がやや足りないのかもしれませんが、柚香さんの魅力が満載でした。

そして、最後に星風さんと柚香さんが手をつないで銀橋を渡っていくところ、、、、

 

この多幸感のために、全シーンがあったのかもしれない、というくらい、その部分だけですばらしく、輝いていました。

やさしさに満ち溢れていて、おふたりの関係性の良さも、おふたりの心の充実度も、この舞台に一丸となって取り組んだ花組生のおもいも全部、反映されていたのではないでしょうか。そのくらい、満足感のあるラストでした。

 

 

とはいえ。

 

ほかにも言いたいことある。。

 

◆美咲ちゃん、おおきい!

星空美咲さんて、なんか、背が高いんですね。これまで、銀ちゃんの恋とうたかたの恋ではちっちゃこいイメージだったのですが、役の設定からそうみえたのでしょうか。堂々としてすらりとして足がながくって、存在感も増していたせいか、大きくみえました。

アネットがかわいいながらもしっかりした芯のある女の子だったからかな。

これは、目を引く。

次期娘役トップとして、押しも押されぬたのもしさ。

 

大きいとはいっても、永久輝せあさんとのコンビ感でバランスがわるいということもない。

フリッツとアネットがハッピーで初々しいカップル設定だったからでしょうか、すごく雰囲気がよくて、おふたりの新トップは万全だなあと思いました。

永久輝さん、こういう役をやらせたらほんとにとびぬけてますね

まじめなのにどこかふわっとしていて、かっこいいけどキュート。

ちょっとハスキーなボイスも、通りが悪いとかいうことはなくて、しっかり届いてくる安定感。

そして、抜群の王子オーラ。

ドン・ジュアンのポスターがめまいのするくらいギラついた、堂々の悪い男っぷりの色気でしたが、真逆のフリッツがするりとできちゃうとこ、マジですごい。

 

◆綺城ひか理さん、存在感イイ!

実は、初めてこの方をちゃんと見ました。

配信ではやなやつだなーーー声はいいけど、と思っていましたが(つまり、やなやつの役をしっかりできてたってことですね)。

フィナーレでのダンスシーン、めっちゃかっこよかったです。

これは、うれしい発見。すらりと背が高くて黒髪がすっきりしていて、クールさと安定感!

永久輝さんと聖乃あすかさんがたまたま金髪そろいだったからかもしれませんが、なんかお二人が似すぎているような気がして(プリンス感が強いことも含めて)、、、、。

ここにひか理さんが入るというのは、すごくバランス的にいいんだなあと感心しました。

おそらく別格で強さを見せられるポジションになるんでしょうが、色気もあるし男ぶりのつよい骨っぽさが、ぐっときますね。

これからの花組の作品で、ぐっと幅をひろげてくれるのではないでしょうか。

フィナーレで柚香さんが抜けてからの男役スター群舞、このお三方の並びと続く花男のみなさん、めっちゃかっこよかったです。

 

◆フィナーレの衣装が、すばらしい!

これは、配信ではわからなかった。

今回、2階席の真ん中へんのドセンターだったので、全体が見えやすかったのですが、衣装がすごくきれいだったのが良くわかりました。とくに娘役さんのピンクのドレスに赤の縁取りがきれいに入っているのが、全体でみるとすごく締まって、くるくる回るたびに翻る感じがきれい。柚香さんと星風さんのラストデュエットの衣装も、濃いブルーにグラデーションでついているフリルが、踊るたびにきれいなゆらめきを出して、本当にお美しいふたりにふさわしかったです。

ラストのリフトは、おふたりとも気合入ってましたね!

 

フィナーレは衣装も構成もすばらしくて、お芝居が1本ものでショーがなかった分物足りないのではと不安視されていましたが、払拭したと思います。私的には大満足でした。

 

聖乃あすかさんは、配信ではオイシイかと思ってましたが、結構舞台だと我慢のしどころかなという役回りでしたね。

ストーリーテラーなのであまり目立ってもいけないのでしょうから、あれで正解とは思いますが、次作はガンガン出てきてほしいです。

イブの子役さんがかわいくてよかった。

 

柚香光さん、星風まどかさんという大人気コンビのご卒業ということでさびしさは満載ですが、永久輝さんをはじめとした次世代花組生も素敵だったので、今後もたのしみ!

まずは5月26日の千秋楽まで、この輝きとあふれんばかりのやさしさをきらめかせつつ、無事に公演できますよう、心から応援しております!