ひと手間かけて商品価値を上げる、なんて話は、なんとなくきいたことがあるようなきもします。
が。
料理とかクラフトもののことかと思っておりました。
このたび、KIちゃんが、ひとてまかけた新商品を開発。
大根の袋に、絵をかいた。
左の大根、わかりますか?
大根に穴があいてるんです。
こういう傷アリやかたちの悪い大根は、やはり売りにくいです。
激安か、あとはあげるか、になってしまう。
でも、穴を利用して絵をかいたことで、
100円で売れる商品に。
これも、かたちがいびつで、スーパーにはとても出しづらい。
かたあしとれてる海賊風にしたことで、うれちゃった。
100円とはいえ、されど100円です。
50円か0円のものが、100円になった。
びっくりです。
もとはいたずら心ではじめたのかもしれないですが、評判がいいのでいつしか定番に。
いちご狩りにきた親子の子供の方が興味をもち、お母さんも100円なら安いし大根なら
なんにでも使えるから、と買いやすいんですね。
おどろいた。
営業経験はながいつもりのわたしでしたら、これには脱帽です。
こんな方法があるのかあ!!!
さらに不思議なことに。
こんな商品ができました。
そのなも、お絵書きだいこん。
自分でかけるやつ。
選んでるうちに自分でもかきたいと思う子がいるのにMAちゃんが気づき、
「描いてみる?」と声を掛けたら、これがなかなかの人気。
農場でお絵かきできるのは、史上初なのでは?
これで、売りにくい規格外品(傷あり、かたちがわるい、やたら小さいなど)が、活用できますし、お客さんもたのしい。
いちご狩りが始まった時に、KIちゃんの絵が上手なので塗り絵の下書きをしてもらって
親子連れに塗り絵をしてもらうのも楽しいかなとか思ってたけど、こんなところでさっくり実現できるとは。
体験型観光農業をめざしているのですが、あらたな視点ですね。