時季外れですが。
落花生をご存じでしょうか。
ちょっと前にアニメ「スパイファミリー」を見て、そのオープニングナンバーがすごいと思いました。
Official髭男dismの「ミックスナッツ」
ミックスナッツの中に、ピーナッツがナッツの振りしてまぎれているという意味合いの歌詞ですよね。
すごい。
ピーナッツがナッツではないということを、ご存じなんですね!!!!!
ナッツというのは「木の実や種実」です。
ピーナッツは、マメ科。つまり落花生は、ナッツではありません。
落花生はそもそも、木ではなく、草です。
花が咲き終わると、びろーんとその部分がのびてさがり、土にうまるんです。
こわ!なにそれ!
土に埋まってから、さやができるんですねーーー。
ナッツとピーナッツの植物的な違いを歌詞にねりこむなんて、ほんとにヒゲダンはいつもすごいな、と感心しきり。
最近は、豆まきで大豆のかわりに落花生をまくなんて話がありますね。
殻が丈夫だから、まいてもあとで拾って皮をわればきれいにたべられるという。
ただ、そのときは「年の数だけたべる」というのは、どうするんだろ。
1さやにだいたい2粒入ってますよね。1のもある。
さやでカウントすると倍近くになってピーナッツそんなに食べたら鼻血出るし、なかが1か2か割りながらかぞえていくのは、なかなかたいへんだ。
みなさんも、機会があったらもう一度、ミックスナッツの歌詞を、よく聞いてみてください。
落花生のなんだそりゃな生態が、みんなとちがう違和感があり、でも、それでも世でいきているという悲哀のような開き直りのような、かがやきのような、不思議なひかりにみちた曲であると、しみじみ思うと思うのです(たぶん)