また、宝塚の話です。
めっちゃ主観ですし、誤認もあるかもしれませんが、ひろーい心で流し読みをお願いします。
宝塚 雪組公演「BONNIE & CLYDE」をライブ配信でみました。
すごい。
めっちゃ彩風さんが、若い!
どなたかの観劇レポートにもありましたが、やんちゃで暴走する役がどはまり。
こないだの蒼穹の昴やヴェネチアの紋章での、大人な器のおおきさや落ち着きはいったいどこへ?
貧しさから抜け出たい!とギャングになって破滅に向かって突っ込んでいく「若気のいたり」感がすごい。
ボニー役の夢白さんも同様で、むちゃくちゃな生き方でも愛し合うふたりでいたいという思いがしっかり伝わってきて
本当に素敵でした。
そして、、、、
あの、ウィンク、なんでしょう?
ボニーにはじめて出会ってとりとめのない会話をしながら、クライドがゆっくりとウィンク。
ふつう、ウィンクって、一瞬じゃないですか?
彩風さんてば、
相手の眼をみながら、普通の話をしながら、ゆーーーーーっくり片目を閉じて、またゆーーーっくりあけるんです。
普通の会話をしながら、もうさきに目が口説いてる、みたいな。
えぐられ、ました。
以前、Fire Feverのプロローグでも、銀橋で歌いながら、視線を横にずらしつつ3連続ウィンクをやられてて、
こっちがマシンガンにでも撃たれた気分でした。
彩風さんのウィンク力、やばい。
あれ、相手役の夢白さん、よく耐えられるなと思います。
さて、なかみのお話。
このミュージカルは フランク・ワイルドボーン原作の輸入物で、歌がすごくいいです。
ふたりの生き方の違う女性が、同時に心情をゆっくり歌い上げるところとか、
彩風さんのクライドがハイトーンでラブソングを歌うのとか、
ほかではなかなか聞けないとおもいます。
とても高度だと思いますが、雪組のみなさんは、抜群の安定感でした。
このところ好き度急上昇の和希そらさんは、やはり色気があって優しくて、ちょっとキュートなところもあって、完璧でした。
クライドの兄、バックの役でしたが、セリフや歌は比較的すくないものの、とても存在感があり、クライドのことも妻ブランチのことも大切にしていることが、よく伝わってきました。
あと、わたしにとって大きな収穫だったのが、夢白さんです。
実は、前の相手役の朝月さんのことが好きすぎて、シティハンターあたりから、
夢白さんは「この子が競合なのかーーー」という目でみてしまっていて、、、、でも、このボニーは素晴らしい。
っていうか、毎回キャラクターが違い過ぎて、同じ人にみえない。
美人で安定感があるとは思ってましたが、本当に演技が上手なんですね。
離れるのはいやだけど一緒に死ぬなら悪くないかも、って歌うところ、大切に、じっくり聞かせてくれました。
歌声もほんとうに澄んでいてきれいなのと、ゆらぎがなくしっかり通ってる。
彩風さんの演技もいつも素敵だなあと思うのですが、このコンビなら、
いろんなお芝居が楽しめるのではないかと、今後がとても楽しみになりました。
そして、末尾になりますが、ブランチ役の野々花ひまりさんの名演!
みなさん同意見かと思いますが、やはり書いておきたいです。
歌も演技も、素晴らしかったし、あのブランチなしには、このボニー&クライドの世界観は成立しないと思いました。
こういう方が雪組にいるの、うれしい!
、、、、ブルーレイをポチる5秒前、かも。