久し振りに、お店でいちごを買いました。

 

1パック1000円で15個くらい中粒がはいっているので、

まあまあいいかなと。

オススメブランドみたいだし。

 

スタッフに食べさせてみる。

 

NAくん

、、、、、、うーん。あじ、うすいかも。

もういっこ食べてみますね、、、、、、かわんないですね。

 

KIちゃん。

まず。

えーーーーー。

 

 

ほんとに、素直なスタッフですよう。

 

たしかに、色はしっかり赤いしみずみずしいんだけど、特別あまいわけでもなく、

酸味は全然ないんだけど、とくにこれという味もしない。

まあ、まずい、というほどでもないけど。

 

うちのを食べてると、ほんとにほかが食べられなくなる。

 

わたしはいつも「うちの生産物はおいしい」と繰り返しているのですが、

どうもスタッフがそれをわすれがちなので、ときどきは「まずいかもしれんけど」と

食べさせることにしてます。

 

「これは、うちのが美味しいって言われるわけですね」

 

とご納得されてました。

 

MIちゃんは、生産リーダーとしてやさしいのか、先端の糖度は11くらいあると思います!と

フォローしてました。

そして、ほかのふたりが「もういらない」というので、残りを持って帰ってくれました。

 

 

うっかり「うちのいちご、去年の方がおいしかった」とこぼしたスタッフがいて

キレそうになったことがありました。

それは、気温のあがる2月後半くらいから、もっとイチゴの糖度があがるという季節的な

波であって、時期的にまだまだおいしくなることと、いまのイチゴの味としてどのくらいの

レベルにあるかというは、ちがうんだよね。

 

つねにほかのものを食べて研究して、いま、自分たちがどうなのか、しらないと。

そして、お客様の意見をきくこと。

毎日お客様と話していれば、分かる話です。

まあ、基本的にわたしは食いしん坊なので、いろいろ食べてみたいし、美味しいものが

好きだからこそ、採点も厳しくなるわけです。

趣味がしごとに通じているっていうのかな。

 

美味しさは好みだから決められない、とかいう意見もたまにききますが、

たいていの人がおいしいと思うものは、たいていおいしいもんです。

 

そういう情報、ネットのレビューやミシュランでみんなあてにしてる現実があるのに、

自分で「こう」と表現することにこわさばかり先立ってしまうのは、

もったいないことだと思う。

 

これから、イチゴはおいしくなりますが、脇芽がのびやすく手入れも大変になってきます。

寒暖差をしっかりつけるための温度管理も気を配る季節です。

がんばろうね。