大好きな彼は


今日も仕事が忙しそうだ


「今日は直帰します」


そう言って事務所を出た彼


追いかけるようにわたしも後ろをついていく


わたしはトイレへ


「お疲れさまです」


声をかけたら


「ちょっといい?」


あ、秘密の場所へのお誘いだ!


小さな声で彼から言われた


「これから?すぐ?」


小さな声で訊いた


トイレ入りたかったら我慢して


秘密のあの場所へ


そこは間違いなく人が来ない穴場スポット


たまにしか使用されない会議室


電気をつけないと真っ暗になる部屋だ



チューチュー ペロペロてへぺろ モミモミニヤリ


「じゃ!」


唇全部覆われたキスをされて


舌入れてペロペロされながら胸を揉まれた


あっという間の出来事



それでも


秘密の社内でのキスは


とても甘くて


元気になる


彼も同じくように感じているのだろうか


笑顔で元気よく出掛けていった