大好きな彼の誕生日と


わたしの誕生日に


4ヶ月前に予約して行く飲食店


その日一番美味しいお肉を提供してくれるという


予約制のお店


「今日は誕生日だからと支払いはいいよ」


彼にご馳走になった


「じゃあ、次は彼の誕生日に来ようね!」


「うん、そうだね」


ここのお店は彼限定で来ようと決めてたから


彼の誕生日デート確定



飲み食いして帰り道


手を繋いで最寄り駅に行こうとする彼に


「まだ時間早いけどどうする?」


「ラーメンでも食べる?」


「うーん、お腹いっぱいだし、ちょっと休憩する?」


誘ってみたら


「いいけどエッチは出来ないよ、もうたたないから」


あら残念


それでも一緒に少しでも長くいられるならばと



裸でふたりきりになる


酔っぱらいのふたりは


からだがあたたまるまで


いちゃいちゃ さわさわ


あちこちさわりながら キスしながら


抱きしめあう


「ごめん、ここさわっていかせて」


彼にお願いしてたくさん


ワタシを溢れさせてもらった


…その後の記憶がない


気がついたら彼の隣で寝てしまっていた


「あ、時間…」


終電の時間が迫っていたけど


「タクシー呼ぶから、もう少し一緒にいて、誕生日だからさ」


「でも今日は早く帰らないと…」


そんな事言いながらも


ぎゅーって抱きしめてくれる彼は


まだ酔いが覚めていないのだろう


タクシー呼んで代金渡して


タクシー到着するまで


ずっと手を繋いで


たまにキスして


またねってお別れした



ワガママ聞いてくれてありがとう


大好きだよ


そして


とても幸せな誕生日の1日だったよ