大好きな彼に


会えると待っていた


終電時間間際に


もうじき終わります、また連絡します


そうメッセージが来てから1時間


いまだに連絡が来ない


さすがに心配になったから


メッセージをこまめに入れ始めた


大丈夫ですか?


まだ終わらない?


迎えがくるとか言ってさ


出てくれば?


等々、一言づつ3分おきに


細かく送る


着信バイブで気がつくかな?


なんて淡い期待


それでも来なくて


その1時間後


フラリと現れた彼


かなり飲んできたのだろう


ロレツ回ってなかった


お酒臭いし


もう怒る気にもならない


キスしてこようとするから


拒否した


「あ、また拒否された」


余計なことは覚えてるんだね


酔っぱらいながらも会いに来てくれるのは


嬉しいけど


こんなに待たせるなんて


一緒に生活していたらぶちギレるなー


大変そうだな


なんて


知らない世界の人の心情まで心配してしまった


それでも


酔っぱらいながらも


寝ながら、寝ぼけながらも


わたしを抱き締めながら


おっぱい吸ってる彼は


赤ちゃんみたいだった


とてもかわいくて


あー、母性本能くすぐられるって


こーゆーことね


初めて知った