帯状疱疹の治療薬について・と・その前に基本中の基本で・やんす・が・・
まず・・意外に誤解も多い・・ウイルスと細菌は、全然「別もの」ですから。
細菌というのは、「細胞」でできてる生物。
血液中や各臓器のなかを泳いでるわけで・・
血液中に「抗生物質」を流して戦わせる・というわけ。
ウイルスというのは・・DNAやRNAと同等の構造物。
(昔・昔・生物の授業でチョロ・・っとでてきたでしょ。
細胞内ミトコンドリアもかつてはウイルスだった・・)
細菌にくらべると超小型で・・「細胞の中」に忍び込んで住み着く。
すると、今、最も・おっかない・エイズウイルスだって、そう・・
「ウイルスは細胞の中にいる」から・・やっつけるためには・・
とかく、細胞自体を破いてしまうようなものになっちゃう・わけ。
それじゃぁ・・ウイルスごと人も死んじゃうから、薬にならない。
細菌を殺してくれる抗生物質がジャンジャンでるのに・・
どうしても・・
「殺ウイルス薬」が発明されにくい理由は、ここでしょうな。
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で、「アシクロビル」がノーべル賞になったのは、まさに・その点・・・!
細胞膜を見事に透過して、細胞内に入り込んでいって・・
ヘルペス・ウイルスがいれば、細胞内で・ひと仕事して・・
ヘルペス・ウイルスがいなければ、な~んも・しないまま・
細胞膜を見事に透過して、細胞外に出てくる・ということ。
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で・・留意すべき・・特性としては・・
① 腎臓でドンドン・・代謝されるので・・
昔のは、ドンドン・・飲んだり注射してました。
(改良型が開発され、ラクになりましたが・・)
② 逆に腎不全のひとには、投与しすぎると意識障害も。
そして・・現実的に、意外とデカイ問題・といたしましてぇ~・・
③ 薬価が、超・ド・高いこと・・!。(ビックリしないでね・・)