下関市歴史博物館の田中洋一さんに頂いた資料を勉強中!!

とくにこの部分「寛永の大茶会」↓に興味をひかれて、


イメージ 1


いろいろ調べていくうちにわかってきたことを、

主観を交えてひとまず記録しておきます。

◼︎◼︎寛永の大茶会◼︎◼︎1640年9月16日

「秀元が将軍家の別邸品川御殿で家光及び諸大名を招き茶会を催す」とあるが、
家光の命によって秀元がプロデュースした茶会であり、
将軍家光に毛利秀元が献茶した茶会で「品川大茶会」とも呼ばれる。
目的は徳川家光を頂点とする幕藩体制の確立を世に披露するため。

その功績により、秀元は家光から麻布日ヶ窪邸(あざぶひがくぼてい)を拝領し、
それが「江戸長府藩邸」になり、
現在は六本木ヒルズの敷地の大半を占めている。

◼︎◼︎茶会の出席者◼︎◼︎
徳川家光 徳川義直 徳川頼房 松平光長 
加藤明成 保科正之 酒井忠勝 沢庵和尚

◼︎◼︎茶会の道具類◼︎◼︎から特筆すべきもの5点
(1)釜 名物瓢箪釜
(2)茶杓 利休作
(3)青磁蕪無花入
(4)雪舟筆西湖之図
(5)今焼茶碗

・釜と茶杓について

イメージ 2


この釜と利休作の茶杓は現在「豊功(とよこと)神社」所蔵である。


イメージ 3


・青磁蕪無花入について

この大名物の花入の来歴を調べてみると・・
鳥居引拙→武野紹鴎→豊臣秀吉→毛利秀元→毛利光弘→徳川家綱

家綱以降の所蔵が不明ですが・・「これかな?」と思うものを発見。

「これだったらいいな。」という希望を混えたまったくの私見です。

三重県桑名市の豪商「諸戸家コレクション」

パラミタ美術館で公開されたことがあるようだ。


イメージ 4


・雪舟筆西湖之図について

「茶の湯文化学会会報No.84」4ページにそれらしき記載があった。

これがもし「寛永の大茶会」で使用された雪舟の作品であるなら
毛利秀元と細川三斎(忠興)の関係が想像できておもしろい。

・今焼茶碗について

「寛永の大茶会」で使われた茶碗はコレだ、とするサイトがあった。

真偽のほどはわからない。

イメージ 5