大病からの復帰をめざして

大病からの復帰をめざして

大病を克服できることを目標にたとえできなかったとしてもここに残ることで何かをのこしたい

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お風呂に入っていた時、身体を洗っているとオッパイになんだかコロコロしたしたシコリのような物を発見しました。
大きさは、だいたい1cmくらいの大きさだったと思います。
怖くてその晩は誰ににも言えずにいました。

もしかしたら、明日には消えていて無くなっているだろうとも思いましたが、そんな事あるわけありません。
恐る恐る、次の日、夫に話すと、すぐに病院で診てもらったほうがいい。と言われインターネットで乳腺専門のクリニックを見つけ出し行ってみる事にしました。

ドキドキしながら行くとかなりベテランの先生で安心しました。
エコーで診て見ると、先生のお話では「きちんと細方針をした方がいう」と言われ
太い針の注射でシコリの細胞を取りました。

結果が分かるのが一週間後、それまで生きた心地がしませんでした。
それで、その結果やはりステージ4の乳癌という事でした。
覚悟はしていましたが、目の前が真っ白になり病院の帰りどうやって帰ったのか分からないかんじでした。

手術をしなければいけないので、紹介状を書いてもらい大学病院に行く事になりました。
夫には申し訳ない気持ちでいっぱいでたまらなく涙も止まりませんでした。

私の乳癌の場合は全摘ではないため、そこがせめてもの救いでした。
入院、手術が目前に迫ると、なんで私が乳癌になってしまったんだろうと涙が溢れて仕方がありませんでした。

そう思っているうちに入院の日がきて、術前の様々な検査をしました。
手術をしてくださる先生はもう何例もの乳癌の手術をしているので、お任せするしかありませんでした。

手術当日、やはり怖くて仕方がありませんでした。自分のオッパイに傷がついてしまう悲しさとか
その後の後遺症とか不安がいっぱいながら手術室へ向かいました。
夫は私の手をにずっと握ってくれていました。

手術が終わり私は色んな管に繋がれ寝かされていました。
背中に麻酔をしたせいか、背中がとても痛くどうしょもなかった事がハッキリ覚えています。

手術結果、転移は見られず悪い部分だけ上手く取れたという事でした。

でもしばらく、麻酔が覚めると傷跡が痛くてとても辛かったし、自分の胸を見るのも怖かったです。
でも、現実を見ないといけないと思い見て見ると、やはりショックが大きく涙がこぼれました。

入院中、他の同病の患者さんなどとも情報交換などして仲良くなったり、看護師さんからも
いつも励ましの言葉を掛けて頂いて、あれほど怖かった手術も病院のスタッフの皆さんのお蔭で
乗り切れる事ができ、毎日、仕事帰りに面会に来てくれた夫にも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

あと担当の主治医にも毎日励ましてもらい私の失った物は大きいけど、人の温かさがとても感じられた
入院生活だったと思います。


でも乳癌の場合、悪い物を手術で取れても後の治療が大変です。
私の場合、ホルモン療法の治療を受ける事になりました。

でも、術後は腕が上がりにくかったり、むくみが酷かったりして後遺症に苦しんでいます。
ホルモン療法の治療も身体にとてもきつく、毎日怠くて仕方がありません。

乳癌の場合は他の癌と違い10年は再発しないようにしなければいけないので、とても長丁場だし、精神的にも毎月の検査で再発していないかどうか緊張するので、気が気ではありませんが、
主治医を信頼して、この先も治療に専念するしかありません。

まだまだ、40代で夫との生活を楽しみたいし、また元気な時みたいに旅行やドライブに行きたいので
治療はとても大変だけど、周りにいるみんなのためと、もちろん自分のために頑張ってめげないように
していきたいです。

でも、ちゃんと検診をしていればこんな事にはならなかったので、これからはきちんと受けようと思っています。