虚空蔵菩薩様は、無量の財宝のある蔵をあけ、貧しいものにいくらでも差し上げても悔いることはない気持ちをもっていることで例えられています。
このようなことから、あらゆる福徳・知徳があるとされ信仰を集めました。
今での十三詣りや丑寅生まれ、漆職人、芸能関係の守り尊として信仰されています。
この虚空蔵菩薩様を本尊とする修法のひとつに「虚空蔵菩薩求聞持法」があります。
この求聞持法は、真言を百万回を百日以内に読むことで、すばらしい記憶と知恵を授かるとされています。
日蓮上人が出家して比叡山に登る前に、虚空蔵菩薩様の前で「私を日本一の知者にしてください」とお願いしたことは有名です。
虚空蔵菩薩様の姿は、鮮やかな白い衣を着、左手に蓮華を持ち、その蓮華には大刀印の印があります。白い衣はけがれの無いことを示しています。
1月の真言
「のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃまりぼり そわか」