↑のつづき。
さて、徳島市応神町をあとにして車で15分。
板野郡板野町へとやってきた。

存在感のある大樹が見える。

『岡の宮の大クス』
推定樹齢700年❗
一つの根から幹が三つに分かれている。
昔々、
船を造るから大クスを差し出せと命令されたが
御神鏡木だからと断ったところ許された。
氏子さんたちが命懸けで守ったのが、
この素晴らしい大クスなのです。


存在感はんぱない。

『式内 岡上神社』の文字。
由緒正しき延喜式内社である。



恒例の「狛犬から見る景色」。


境内の長い石段を登る。



やっと見えてきた。

拝殿。
阿波国板野郡 式内社
『岡上(おかのうえ)神社』
鎮座地 徳島県板野郡板野町大寺字岡山路
創健 不詳
祭神 豊受姫命
社名の「岡上」の本来の読み方は
「おかのかみ」であり、
「うかの神」から転化したのだそうな。
宇迦之御魂神(ウカノミタマ)や
阿波の女神 大気都比売神とも繋がる
食物の女神。
それが豊受姫。


横から本殿。


全国を見渡せば、
神奈川県川崎市麻生区に鎮座する
『岡上(おかがみ)神社』や、
埼玉県深谷市岡に鎮座する
『岡廼宮(おかのみや)神社(旧岡上神社)』など。
二社とも数社が合祀されているが、
共通しているのは、
倉稲魂命が祀られていることだろうか。
つまり、宇迦之御魂神のことである。
麻生の地名も阿波国好きとしては
気になるところ。

台風が近づいてきており、
まあまあの雨風。





やはりこの大クスは素晴らしい。

大クスとともに鎮座する
知る人ぞ知る延喜式内社。


2024年夏の青々の繁った木々。
素晴らしい神社だった。

さて、次なる神社はここから車で10分。
上板町に鎮座する、
これまた重要な神社である。
つづく。
ではまた❗