さて、12月以来の出張は東京都、そして関東である。

当然、空いた(限られた)時間には神社に行かねばなるまい。

最近ブログを書いていて気になったのは、『大山祇命(オオヤマツミ)』と『木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ)』。

残念ながら九州にも静岡にも行けない沖縄県民の私は、行ける範囲でしか現地に赴くことが出来ない。

しかし、この親子神は東京にも割りと祀られているのだ。

行けそうなところを探してみると…

入谷駅。

初めて降りる駅だ。

徒歩圏内に『三島神社』と『元三島神社』があるではないか。

台東区には、『本社三島神社』もあり、元はその三社は一つだったという。

三位一体

三神一体

最近、よく耳にする。

なにかしらのヒントを与えられているような。。


この「耳」という言葉もとても重要なのだが、電車に乗るのも久しぶりだし、「脱線」は控えよう。



『三島神社』

祭神はやはり、

ですよね。

オオヤマツミは、『伊予国風土記』では『和多志大神(わたしのおおかみ)』だとされている。

「ワタ」と言えば『海神ワタツミ)』。
オオヤマツミはオオワタツミと同神ではないか…という仮説は、仮説ではないのかもしれない。

オオヤマツミは日本総鎮守の神。

日本は縄文時代、高い航海技術を持つ海洋民族だった。
日本総鎮守とされるのであれば、当然、海の神格を持っているはずである。

オオヤマツミもオオワタツミも、イザナギイザナミから産まれており、言ってみればアマテラスら三貴子の兄だ。

恐らくは縄文の遥か昔からおわす神。

日本書紀では『大山罪神』などという「罪」のレッテルを貼られていることに、フヒトさんの思惑を感じてしまうが。。


スサノオの妻となる『櫛名田比売』のご両親『アシナヅチ』『テナヅチ』はオオヤマツミの子であり、名前に「足と手が無い」「ツチ(蛇)」とある為、蛇神である。

オオワタツミの妻の名は明かされていないが、オオヤマツミの妻は『カヤノヒメ(ノツチ)』であり、同じく名に「ツチ(蛇)」を持つ。

同神であっても違和感はない。

「ワタ」の語源は、古代、干潮で現れる島の頂を「肌(はだ・わた)島」と呼び、その周りの海を「ワタの原」と呼んでいたことに由来するという説がある。
島の頂をワタツミ、山の頂をヤマツミ。

約19000年前の最終氷河期以降、氷は溶け、海面は120mほど上昇したという。

人々は海からポッコリ浮かぶ山頂を住みかにしたと考えれば、島頂も山頂も同じ意味をなしたのではなかろうか。

みたいな長めの妄想をしつつ…




狛犬さん。

阿吽の吽形には角がある。

角がある狛犬が好きです。




色々と繋がることが楽しい。





雷井戸の伝承。



絵馬や祭神の雷神。

雷神は、前回のブログに書いた「賀茂」との関連性がある。







社紋の「三」を見て思い付いた。

「三島」の「ミ」は「巳」。

『大山津見(オオヤマツミ)』の神名。

「津」は「港」の意味の他、接続詞の「~の」を意味する。

天津神は天の神というわけだ。

つまり、オオヤマツミとは『大山の巳』なのではないか。

三島のミは「巳」。

大歳神の御子神「御年神」も「巳年神」と変換可能である。



「三つ巴」さえも怪しくなってきた。

「巳の巴」。

イザナギは火の神カグツチ(またツチだ)を3つに切った。

「巳」を切ると「巴」の字に成る。





蛇の話だけに「長くなってしまった」ので、
つづく。

ではまた❗






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