↑のつづき。

「三面六臂」といえばこの方。


『阿修羅』。
仏教における守護神であり、インド神話やヒンドゥー教、バラモン教の神『アスラ』のことである。

さらに元をたどると、古代メソポタミアの
アッシリアの最高神『アッシュール』に行き着く。

『アッシュール』はシュメール語で
「天空」という意味があるのだそうな。




『有翼円盤』。
『アフラ・マズダ』を表現したものであり、
「アフラ」が転訛して「アスラ」となった。

古代イランの聖霊『フラワシ』も同形であり、
中期ペルシャのパフラヴィー語では
『フラワフル』とも呼ばれる。

『有翼円盤』はイランの象徴『ファラバハル』。
『フラワフル』と同じ意味であろう。

「鳥の羽をつけた円盤」の表現は
古代エジプトが起源とも言われ、
鷹の羽をつけた日輪は、天空神『ホルス』の
象徴だという。

しかし、さらにその起源を遡ると↓

人類最古の文明とも言われる『シュメール文明』。
やはり、全ては『シュメール』から
始まったのだろうか。

また、シュメールやウガリッド神話には
『アーシラト』という神々の女王なる人物も
存在し、これも恐らく
『アスラ』と紐付けることができるだろう。

アラビアの女神『アッラート』も然り。

旧約聖書には『アシェラ』。
カナンでは豊穣の女神とされていた。

古代エジプトの軍神『アースティルティト』、
古代ギリシャの『アスタルテー』、
そして、『アスタルト』、『イシュタル』、
『イナンナ』と繋がるのである。




シュメール神話の男神『マルドゥク』。
最高神『アヌ』、その後継者『エンリル』に続く神々の指導者。
太陽神や英雄神など、様々な異名がある。

4つの目と耳を持つ、
または2つの顔を持つと言われ、
その異形な姿は『アスラ』の元になっている。

また、『アッシュール神』は、バビロニアの
上位神でもある『マルドゥク』と同一視されている。

そして、「有翼円盤」はこの日本にも↓




「有翼円盤」、そしてこの姿は『八咫烏』である。


つづく。


ではまた❗






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