↑のつづき。

『伏見稲荷神符』の黒狐がエジプトの冥界神『アヌビス』であるなら、対である白狐はアヌビスの配偶神である、愛と豊穣の女神『ハトホル』である。

白と黒の狐が「犬」なのであれば、『空海』を高野山に導いた「白犬と黒犬」にも関連性があるのではないか。

真ん中には「米俵」に「白蛇」。
稲荷神である、『宇迦之御魂神(うかのみたま)』の「うか」とは「白蛇」を表す。

女神と蛇。

世界に散らばる女神の大元は、実はある一柱の女神から始まったと言われている。

その女神とは、世界最古の文明と言われる古代メソポタミアの「シュメール文明」の神話に登場する。

『イナンナ』である。


『イナンナ』は「天の女主人」のいう意味であり、別名『イシュタル』。

さらに、フェニキアの女神『アスタロテ』やギリシャの女神『アフロディーテ』など、錚々たる女神がみな、イナンナと同一神だと言われている。

無論、エジプトの女神『ハトホル』も。。


そしてイナンナのシンボルは『稲』である❗

「イナ」とは「稲」。

『イナンナ』⇒『稲荷』。

さらに、この女神は日本の歴史に深く潜っていく…


つづく。


ではまた❗



ちなみに、稲のイナンナさん、旦那の『ドゥムジ』は「麦」なのだそうな。
めっちゃ五穀豊穣(笑)