3月3日は桃の節句『ひな祭り』。
『ひな祭り』の風習は平安時代にはすでに行なわれていたとされている。
また、中国から伝わった文化と融合されたとも。

しかし、実際はどれくらい遡ればその起源にたどり着くのだろうか。

その答えは『雛人形』が知っている。
雛人形は15人7段になっている。
問題は上の三段だ。

○一番上
お内裏様(天皇)
お雛様(皇后)

○上から二段目
三人官女(給仕係)

○上から三段目
五人囃子(楽隊)

実はこれは、日本神話の物語を元にしているのだとか。

『天照大御神』と『素戔嗚尊』の「誓約」。
その際に産まれた子供達は、『宗像三女神』と『五柱の男神』。
つまりこういうことだ。↓

○一番上
お内裏様(スサノオ)
お雛様(アマテラス)

○上から二段目
三人官女(宗像三女神)
田心姫(たごりひめ)
・湍津姫(たぎつひめ)
・市杵嶋姫(いちきしまひめ)

○上から三段目
五人囃子(五柱の男神)
・アメノオシホミミ
・アメノホヒ
・アマツヒコネ
・イクツヒコネ
・クマノクスヒ

このように変換出来るというのだ。

『誓約』とは要するに、スサノオが高天原を奪いに来たと思ったアマテラスに、スサノオは「そんなことしねぇっす」と言い、誤解を解くために『誓約(占い)』をして、「ほらね、違うでしょ?」ってなり仲直りした逸話。

犬猿の仲だったアマテラスとスサノオ。
この話でふと思い出したのは、

シュメール神話の『エンリル』と『エンキ』。

二人は気が合わず、喧嘩ばかり。
二人とも最高神アヌの子だったが、長男エンキより、次男エンリルの方が、母親の血統が上だった為、後継者はエンリルだったのだそうな。

性格・特徴は、
エンリル=感情豊か 文系 牛頭
エンキ=理論派 理系 龍蛇

全くかみ合わない。

核戦争にまで発展したらしいのだが、ある日、「お互いメリットないからやめようか」ってことになり、仲直りのしるしにお互いの孫同士を婚約させ、その子供は和解の象徴となった。

そんな二柱の神の血を受け継いだ子供が恐らく、『龍神』。
太陽神ウトゥや豊穣の女神イナンナ達。

私達日本人の祖先。 かもね😊

ちなみに、宗像三女神と五柱の男神。
あわせて『八大龍王』とも呼ばれているんだとか…


東京都に『八王子』ってところがありますね。
懐かしいなー。

ではまた❗