ノバク・ジョコビッチ

概要

セルビア・ベオグラード出身の元テニス芸人で今は世界ナンバーワンのテニスマシーンをやっていた←つい最近マレーに抜かれた。通称”たわし”。グランドスラムタイトルは12個で歴代4位。こう考えるとおじさんの17個はマジで異常

 

キャリア

かつてはフェデラー・ナダル二強時代の万年ナンバー3男と揶揄されていたが2010年末にグルテンアレルギー(厳密には少し違う)があることが判明。つまり小麦系が一切ダメ。ちなみにだがジョコビッチの実家はピザ屋である( ´・д・)。彼が試合中に気分が悪くなったりキレたり、苦しくなったりしたのは努力が足りなかったのではなく病気のせいだったのだ。そこから食事制限を開始。ペットの餌かな?とも思えるような過酷な食事制限を行った結果、2011年。

 

やつは弾けた。

シーズン開始のデビスカップ、全豪、ドバイ、インディアンウェルズ、マイアミ、ベオグラード、マドリード、ローマこれらすべて優勝。そして次の全仏でも準決勝まで順当に進み、43連勝という信じられない数の勝利を積み上げる。だが、しかし、ここでおじさんが立ちはだかる。若返ったんじゃないかというほどの強さでジョコビッチを終始圧倒。たわしの44連勝は夢へと消えてしまった。なお、その後おじさんは決勝でナダルに優勝を譲っている。ェエェェエΣ(´д`ノ)ノェェエエエェ。

そして彼のこの年の年間勝率はなんと

92.11%(70勝6敗)

すごい…。しかも全仏以外のグランドスラム3タイトルを制覇している。ちなみにだがこの六敗の内訳はフェデラー、マレー、ツォンガ、ティプサレビッチ、フェレール、錦織である。………。錦織?(゜д゜;)そうなのだこの絶好調ともいえたジョコビッチを下している。え?ジョコは怪我してた?(# ゜Д゜)∂アーキコエナイキコエナイ。

その後何やかんやで2012~2014を過ごし

 

またやつは弾けた。

2015年はまさにジョコビッチの年と言っても過言ではない。グランドスラム×3、マスターズ×6つ、加えてツアーファイナルも優勝とまさに無双状態。この年の年間勝率はなんと

93.18%(82勝6敗)

2011年がキャリアハイかと思わせておいさらにその上を行ったのだ。ちなみに内訳はフェデラー×3、ワウリンカ、マレー、カルロビッチ。…。カルロビッチ?(゜д゜;)。それはさておき、このキャリアハイのスーパージョコビッチさんに対して複数勝利を挙げたのがまさかのおじさん一人なのだ。おじさん△。全仏こそ全豪王者スタニスラス・ワウリンカさんに完敗と言っていい負け方をしたもののUSオープン以降は出場した大会すべて優勝という絶対王者っぷりを見せつけた。

 

そしてついに迎えたオリンピックイヤー。ジョコビッチのゴールデンスラム(4大大会すべて+オリンピック金メダル)を達成するのではないかと誰も思った。昨年の勢いをキープしたまま全豪、マイアミ、マドリードを優勝し迎えた彼にとっての鬼門”全仏オープン”。おととしはナダル、昨年はワウリンカに負けてしまい、ファンからも全仏は無理なのではと思われていたが

 

やつは優勝し、キャリアグランドスラムを達成した。

そうこのときは誰もがこのままウィンブルドン、オリンピック、USオープンを取りそのままゴールデンスラムを達成するものだと思っていた。しかし、ウィンブルドンで悲劇が起こる。

 

3回戦敗退。

まさかの敗退だった。相手はクエリーというテニスやってても知ってるかどうか微妙な選手だ。だがこの後のトロントでは錦織を破り優勝。そして満を持してのリオオリンピックでは圧倒的優勝候補……のはずだった。だがまさかの

 

1回戦敗退。

そう、最強の迷惑ノーシード、デルポトロに負けてしまったのだ。けがで長期離脱をしていたもののさすがは元全米覇者、ミサイルフォアハンドを連発し、ジョコビッチをなぎ倒してしまった。

この1回戦敗退以降

 

やつは壊れた。

USオープンは決勝に進出したものの、ワウリンカに敗れ、そしてその後の大会で負けが続いた結果、何とマレーに1位の座を明け渡すことになってしまった

 

プレースタイル

 

ディフェンシブというイメージが強いかもしれないがむしろ攻防一体の強烈な深いストロークで相手を押し切る。まさにテニスマシンでありほとんどミスらない。インディアンウェルズ決勝でラオニッチと戦い、6-0、6-2という観客ヒエヒエの決勝を演じた際には凡ミスの数4つという完璧なプレーを見せつけ、ラオニッチを文字通りに粉砕した。

その強力なストローク力に注目されがちだがサービス力もかなりのもの。というよりジョコビッチが簡単に試合を進めるのはこれがあるから。キャリア初期には大事なところでダブルフォルトしたり、1stが入らなかったりサーブがむしろ弱点だったがサーブが強化されたことが2011年の躍進につながったといえる。スピードこそないものの読みにくい1stサーブ。驚きのバウンドを見せる2ndサーブ。その上、ピンチになると”王者サーブ”が発動する。ブレイクポイントをあっさりサーブだけでしのぐ場面もよく見られる。

弱点

小麦粉以外を挙げるとすれば大会序盤での弱さである。決勝に向けてどんどんピークを持っていくタイプのため大会序盤で絶好調のバコラーもしくはビックサーバーに当たってしまうと負けてしまう可能性が高い。2015年のカルロビッチや2016年のクエリーなどがその例。ただし、その分決勝でのジョコビッチは圧倒的な強さであり、ものすごくつまらない決勝になることがよくある。

 

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