ヘーベルハウスと2回目の打ち合わせの数日後、我々の大本命であるパナソニックホームズと接触した。

あらかじめメールでやり取りしてから初回面談となった。営業マンは50歳前後で落ち着いたベテランさんであった。

パナソニックホームズの強みは一番は耐震性だと思う。具体的な耐震実験のVTRをいっぱい見せていただき、非常に説得力のあるものであった。他は、全館空調エアロハス・光触媒タイル キラテックは本当に魅力的だと感じた。ただ、「キラテックは火災にも強い」とアピールするVTRは、火からかなり離れているのに内部の断熱材が露出しており、説得力に欠けるものであった。耐火性・遮音性はヘーベル板の方が優れている印象を受けた。

 

また、担当営業マンは音楽に精通しており防音室には深い知識をお持ちであった。防音室に関しては、防音室専門業者を介した提案をしてくださることとなった。

 

メールでやり取りしていたこともあり、ラフプランを初回面談で提示していただいた。車庫は横置きで玄関は道路正面ではなく側面だがヘーベルプランほど奥まった位置ではなかった。リビングは2階、水回りは1階であった。水回りが1階の分、子供部屋が1階に1つ、2階に1つという案であった。それを見た上で、色々感じたことを率直にお伝えしていき、2回目に反映するという形であった。ヘーベルハウス担当者さんほどその場で図面を使ってペンを動かすようなことはなかった。

 

妻のワンオペ育児が長くなるため(私の当直業務が多いため)やはり2階で生活が完結できる水回りがいいのかなぁという印象であった。パナ担当者は、雨漏りのリスクを防ぐためにも1階水回りがいいという。ヘーベル担当者は、今時水漏れはほとんど聞かないし、2階で全然問題ないと言う。色々な意見を聞けることは非常に良いことであり、それぞれ参考になった。

寝室は妻の希望で圧倒的に2階に持ってくる予定である。

 

1回目のパナ面談は非常に好印象であり、キラテックのデザイン、メンテナンス不要さ、耐震性など魅力がたくさんのパナソニックホームズが一番人気であることをお伝えして解散となった。全館空調エアロハスは予算と相談してゆっくり決めようとなった。妻もパナソニックホームズを非常に気に入っており、次回の打ち合わせが非常に楽しみであった。

 

ただ懸念点もあった。鉄骨の場合、どうしても1階と2階の間の躯体が厚くなり、北側斜線規制のため、天井高にどうしても高さ制限が大きく出てしまう。パナソニックプランはより北側に寄せるプランであり天井高の最低部が150cm程度になる計算であった。150cmはちょっとしんどいなぁと感じてしまう。ちなみにヘーベルプランは最低部180cmである。

もしや木造なら少しはこの高さ制限を解決できるのでは?断熱性能や気密性は木造が有利、そもそも木造で良いのでは?鉄骨は高い。

こんな考えも少し出てきていた。耐震性を第一に考えていた当初の目的がブレ始めたのだ。「こうやってハウスメーカー迷子になるんだなぁ」と迷子になる気持ちがすごく理解できた。

 

鉄骨・木造両方やっている会社の話も聞いてみようか、という気持ちになってきた。そうなると積水ハウス、ダイワハウスらへんになってくるか。

 

続く