第13回MMD杯に参加中
今回はMMD杯に参加する予定ではなかったのだが、あるきっかけでホラーな作品を出すことにした。
予告だけで止まってしまっている宇宙ビリヤードは引き続き制作中なのであるが、ちょっと気分転換にこんな静止画を作ってみたのが、そのきっかけ。
この後ろの掛け軸をいろいろ改造しているときに、ホンモノはどうなっているのかと思いググってみた。
すると、たまたま「掛け軸」という小説が出てきた。200文字の短編らしいから読んでみると、これがゾクっとくる怖さがある。 小説のページはこちらhttp://ncode.syosetu.com/n5065u/
「これをMMDでやるなら・・・」すぐに配役にあのバカップル頭に浮かんだ。ステージはこの旅館を借りればいいし、できそうな気がする。
そして締め切りの確認に第13回MMD杯の公式サイトを見てみると、なんとテーマのひとつに「ホラー」がある。
これはもう「やれ」という天の声であると思ってとりかかった。小説の作者のうわの空様に了承して頂こうとメールを送るとすぐに快諾してもらえたのも大きい。どこの誰かも知らない者からいきなり映像化させてくれとか、さすがに怪しまれたのではないかと思うが(笑)。
これは後ヅケの理由だけど、ボーカロイドやMMDを使った創作活動にはもっと文章を専門にしている人が加わると面白いと思う。
歌、ダンス、イラスト、映像、色んな特技をもった人がひとつの作品に関わるようになったのは初音ミク登場による革命というのは今更であるが、文章はまだいまいちのような気がするのだ。
下手なイラストを見たときの残念さに比べたら、言葉を並べるだけなら特に技術など要らないから、文章は軽視されるのかも知れない。
曲はいいのに歌詞がさえない、映像は凝っているが脚本がもうひとつ、な作品を見るとやはりニコニコ動画には素人文豪の参加が急務だと感じる。
今回の「掛け軸」は多少省略・アレンジはあるものの、ほぼ原作うわの空様(小説サイトで240もの作品を発表されている)のとおりなので、短いながらも言葉のセンスの良さを表せていたら幸いだ。
あと、せっかくのtnt様の素晴らしい温泉旅館をお化け旅館にしてしまったのは申し訳ない。風評被害などないように祈るばかりである。